 家相は7割の人が気になる!(アンケートから)
2006年10月01日
毎年この10月になると「じゅう」すなわち「住」の月、これを「住宅月間」と称して、あちこちで住に関するイベントも開かれ、なぜか落ち着かないのです。季節もやっと涼しくなりひょっとすると朝など肌寒い日もあってまさに「住まい恋しい」季節ともなるのでしょうか?
しかも今週は面白いことに十月一日が「十」と「一」で「土」、で「土地の日」で、十月八日が「十」と「八」でこれまた「木」で、「木の日」だそうです。なるほど住まいは「土地に根を生やした木の住まい」と言えるのです。
この住宅月間に間に合うようにささやかなアンケートをしました。質問内容はある意味辛口でショッキングなものでした。それにもかかわらず、150名以上の皆さまから年齢や氏名付きで、感想やご意見までいただきました。
内容はまず、現在の住まいの形で、リフォームをしたい場所。そして案外実態の分からない「気になる家相」でした。さらに、今までタブーと言われていたご夫婦の寝室のあり方まで踏み込んだのです。
まずは現在の住まいの形ですが、「家相」や「寝室」などのアンケートの特質からか、一戸建てと持ち家の方が総計72%と多くなりました。また、リフォーム個所や用件は、実態はというと、
水回りのリフォームが圧倒的で総数は48%にも達し(複数回答)、その筆頭はキッチンの18%で、意外にも浴室16%、洗面トイレ12%と、サニタリーの快適性を求めていらっしゃるのです。予想に反してといいますか、収納(14%)内装インテリア(9%)と、かつてに比べ、さほどのニーズもなく暮らしが豊かになっていることを裏付けます。さらに意外にもこの調査が8月、9月の防災月間のさなかに行われたのにかかわらず、耐震補強のポイントは11%と低かったのです。
そして「気になる家相」ですが、ま、これは私の予想通り「なんとなく気になる」までを含め総数で68%とほぼ7割の人が気にしていらっしゃるのです。これは私が建主などにこの7割のお話をしますと「エッ?うそー?」とおっしゃるのですが、まさにその通りの結果が出ました。
しかも驚いたことは60歳の人が70%を占めることは予想通りとして、意外にも20〜30代の若い世代が70%以上と家相に関心を示していることです。この調査がインターネット世代を対象にしていることが関係しているのでしょうか。50代は、進んだIT世代とそうではないグループという、私の勝手な評価で低いポイントを示しているとしても、改めて家相の威力を知ることができました。アンケートにご応募していただいた皆さまには改めて御礼を申し上げます。
次回はいよいよ「夫婦の寝室」の実態に迫ってみましょう。
天野 彰(あまの・あきら)
岡崎市生まれ。日本大学理工学部卒。一級建築士事務所アトリエ4A代表。
「日本住改善委員会」(相談窓口・東京都渋谷区松涛1-5-1/TEL03-3469-1338)を組織し「住まいと建築の健康と安全を考える会 (住・建・康の会)」など主宰。住宅や医院・老人施設などの設計監理を全国に精力的に行っている。その実業務からTV・新聞・雑誌などで広く発言。元通産省「産業構造審議会」や厚生労働省「大規模災害救助研究会」などの専門委員も歴任する。
著書には、新刊『地震から生き延びることは愛』(文藝春秋)、『新しい二世帯「同居」住宅のつくり方』(講談社+α新書)、新装版『リフォームは、まず300万円以下で』(講談社 実用BOOK)など多数がある。
天野さんへのご質問、ご意見は、[天野さんのホームページ ]から。

|
|
|