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「天野彰のいい家いい家族」

家相は本当に存在するのだろうか?

2007年12月09日

 早いものでもう師走! などと言うと年寄りくさいのですが、本当に早い!。歳を取ると時が経つのがとくに早いように感じます。

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24方位の私の「家相盤」

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拙著「建築家が考える「良い家相」の住まい」(講談社)

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拙著「六十歳から家を建てる」(新潮選書)

 ある時、そんなことを学生たちに話したらほとんどが、「いや、私たちもです!」と言う!。20歳そこそこの若者たちが皆です。エエッ? 何で? と思い、恥ずかしながら、かつて、思いを寄せた人に何時間もかけ、何度も破り手紙を書き終え、挙げ句の果ては出そうか止めようかと迷いながら、目をつぶってポストに投函し、その後は返事が届くのを何日も待ち、早く時が経つのをいらいらしながら待ちわびたものだ、などと、わが青春の思い出を語ったら、大爆笑となったのです。

 今はケータイでその場でラブレター、いや、メールも書け、数秒後には相手に届き、数分で「私もー」などと絵文字付きの返信が来る時代です。私は彼らと一緒に笑いながら、なぜか急激に寂しくなり、現代の若者たちが可哀想で、とても虚しくなるのを覚えました。

 「時には自筆の手紙でも書いてご覧。それがいかに文学的で哲学的で立体的で、デザインや空間構成に役立つかが分かるはずだよ」と言って、おろかな発言をしたことに、それで締めくくるのが精一杯でした。

 しかし、その後何人かの学生から「本当にそう思う」「努めて手紙を書くようにしている」などと実に嬉しい反応がありました。

 そんな彼らが、意外にも干支(えと)や星まわり、さらには風水や家相にまで興味を示します。こんなIT時代だからこそ運命的なことが尊重されるのかも知れません。

 毎年この師走になると来年の干支が話題に上がります。多分、年賀状のデザインや印刷などで来年の干支のキャラクターが問題になるからでしょう。こうした日常的な干支を中心として、古来それを時や日付け、年号、さらには八方位細かく24方位を表す表現にされているのです。子の刻(午前0時)、子の方角(真北)と、来年は干支の始まりの年なのです。

 今、スピリチュアルブームで風水や霊能などに興味を持つ人が多いのですが、中でも家相は昔から多くの人が気にされ、家づくりでは必ず一度はその話題が上がるのです。ときにはそのためにプランが変わったり、まるで家相のためのプランづくりのようになることも多くあります。

 家相があるかないかと問われることも多いですが、実際に何か災いや障りでもあると必ず「家相が悪かったのでは?」などとなります。いくらナンセンスと言っている人も、身内や人に言われると気持ちのいいものではありません。従って私は、「家相はある」と答えることにしています。

 われわれの大先輩である建築家の清家清氏をして「これは科学だ!」「家相は住まい設計の統計的な手引き書だ!」などと言わしめたほど、健康や安全の環境学と言えるのかも知れません。

 で、この度、天野彰の「いい家・いい家族」なんと200週! を迎えました。これも読者の皆さまのおかげと心より感謝申し上げます。そこで記念として、拙著「建築家が考える「良い家相」の住まい」(講談社)と「六十歳から家を建てる」(新潮選書)の各5冊をプレゼントいたします。下記アドレスまでアンケートにお答えのうえご応募下さい。

プロフィール

顔写真 天野彰(あまの・あきら)

 岡崎市生まれ。日本大学理工学部卒。一級建築士事務所アトリエ4A代表。

 「日本住改善委員会」(相談窓口・東京都渋谷区松涛1-5-1/TEL03-3469-1338)を組織し「住まいと建築の健康と安全を考える会 (住・建・康の会)」など主宰。住宅や医院・老人施設などの設計監理を全国に精力的に行っている。その実業務からTV・新聞・雑誌などで広く発言。元通産省「産業構造審議会」や厚生労働省「大規模災害救助研究会」などの専門委員も歴任する。

 著書には、新刊『六十歳から家を建てる』(新潮選書)、『地震から生き延びることは愛』(文藝春秋)、『新しい二世帯「同居」住宅のつくり方』(講談社+α新書)、新装版『リフォームは、まず300万円以下で』(講談社 実用BOOK)など多数がある。

 天野さんへのご質問、ご意見は、[天野さんのホームページ別ウインドウで開きます]から。


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