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主婦の嫌いな家事
1位:アイロンかけ 2位:洗濯物をたたむ 3位:掃除 4位:食器洗い
全国各地で「主婦会議」を開き、その度に「好きな家事」、「嫌いな家事」について聞くが、どの地方も答えはほぼ同じである。
上記の中で、4位の食器洗いは「食洗機」に代行してもらうことによって解決できる。その他は機械に取って代わってもらうには、対象とするモノ・コトが複雑で、今のところ、どうしてもマンパワーの工夫と忍耐と根気が必要である。
働く主婦は増加し、子供は放課後も塾通い、夫は朝早くから夜遅くまで仕事、そんな状況にあって、誰もが「時間がない」とあせっている。家事に費やす時間をミニマムに抑えて、捻出した時間を家族のコミュニケーションのために使いたいと昨今の主婦達は願っている。
主婦達の家事短縮化・家事外注化についてのニーズを把握するのに便利なのが、「嫌いな家事は何」という質問とその理由である。
最近は対面式などコミュニケーション型のキッチンが増えているので、創造力を発揮でき、おしゃべりしながらでもできる調理はあまり苦にしていない。それどころか、「仕事で一杯になった頭を切り替えるのに、調理はとても役に立つ。包丁持ったら指先に集中しないと手を切ってしまうから否応なく仕事の事を忘れる」という意見もあり、料理は義務というより、ストレス解消ととらえている人の割合が多い。
嫌いな家事第1位の「アイロンかけ」は、(1)アイロンとアイロン台を出してくるのが面倒(2)アイロンをかける場所を確保するには、まず散らかったモノを片付けなければならない(3)アイロンをかける対象は、シーツから綿シャツ、ハンカチまで大小、形がさまざまで、ものによって違う動きをしなくてはならない(4)嫌いだからついつい溜め込んで、かける時には大量になっていてとても疲れる、という理由で嫌われている。
では、アイロン台を出しっぱなしにしておける家事室またはユーティリティーがあったらどうか。答えは、「そんな所で一人寂しく作業するのは真っ平ゴメン。家族が寛ぐ居間で皆と話しながら、または皆と同じテレビを見ながらかけたい」とのこと。そうなると前述の面倒な一連の作業を引き受けなければならないから、やっぱり「一番嫌い」は変わらないのである。
2位の「洗濯物をたたむ」のも、先ずは取り込んで洗濯物の山を築く場所を確保するところから始まる。洗濯物も大小さまざま、形もいろいろだから、何通りものたたみ方をしなければならない。山のまま放っておくとシワになるので、こちらの都合ではなく洗濯物の都合に合わせて、たたむ作業を開始しなければならない。下着や靴下など「またすぐ、はくのになー」とたたみながら、半分むなしさを感じての作業になる。作業に対する報いが少ないように思うのである。
3位の「掃除」は、多岐にわたっているから、部位によって嫌いの度合いと内容が違う。最も嫌われているのが「お風呂」と「トイレ」、いわゆる水回りである。
お風呂は、浴槽の中を洗う時頭に血が上るし、水栓金具や壁についた石鹸カスや水垢(あか)が取れにくい。
トイレ掃除は、ちょっとさぼると便器や床に珪酸(けいさん)がこびり付いて、とるのに難儀する。使う道具も掃除機・雑きん・ブラシなど多岐にわたり面倒である。前回も書いたが、狭いトイレの便器脇には掃除機のヘッドが入らず、狭い所に身をよじって雑巾をかけるのが大変である。男の子に「的を外すな、外したら自分で拭き取れ」と言い聞かせているという母親もいた。
家事の合理化・外注化はこれからますます加速するに違いない。洗濯物をたたみ、アイロンかけが上手なロボットができたら、主婦達に大歓迎されるだろう。
(04/04/03)
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