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「住まいのお役立ちコラム」

住宅街を飾るクリスマス・イルミネーション

2007年12月21日

鈴鹿規子さん

 先日「つくば豊里の杜」という戸建て住宅団地を訪問した。道幅15メートルのメインストリートにそびえ立つ美しいけやき並木とビオトープ(多様な動植物が生息・生育する空間。昆虫や鳥など、さまざまな種類の生きものが自分で生きていくことのできる自然環境を備えた場所)があることで有名な団地であるが、今回は、各戸のクリスマス・イルミネーションの美しさに驚かされた。

写真

つくば豊里の杜、集会所「せらら」のイルミネーション

 「つくば豊里の杜」は、南欧風の街区、シンプルモダンな家々で構成された街区など、いくつかのブロックに分けて景観構成がなされている。それぞれに個性がありながら、街全体の調和がとれていてアメリカ西海岸のニュータウンを思わせる街だ。

 今回目を奪われたクリスマス・イルミネーションについては、熱心な街区とそうでない街区があったが、熱心な街区の家々はそのデザインとアイデアを競いあい、どの家もなかなか可愛く、美しく出来あがっている。「外に向かって飾る」というのは今まで、庭の植栽、出窓に置かれた植木鉢くらいであったが、昨今のクリスマス・イルミネーションばやりで一気に「外を通る人に見せる意識」が開花した感がある。

「外を歩く人を楽しませよう」という優しい思いが、寒風吹きすさぶこの季節の人々の心を暖かく包み込む。夜道を明るく照らすという防犯上のメリットもある。

 私が住んでいる古い街にも何軒かクリスマスイルミネーションを競っている家がある。毎年飾りが増えていくのが楽しい。勤労感謝の日が終わると、今年はどんなデザインになるのかを楽しみに点灯を待つ。親子が力を合わせて、寒風の中一生懸命飾っている姿も微笑ましい。

 10年ほど前に一軒が始め、毎年数軒ずつ増えてきた。同時に飾りの種類や飾る面積も増えてきた。私はクリスマスの日に、道を飾ってくださった一軒一軒のポストに「ありがとう」の気持ちを記し、「通行人より」と書いてクリスマスカードを入れる。 

 「街並みへの参加の重要性」は、昔から言われてきたことであるが、クリスマス・イルミネーションをきっかけに、街に住むすべての人が「わが街意識」を持つようになれば、このシーズンだけのイベントに留まらず、街の美化・防犯意識へと発展していくに違いない。


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