2008年4月18日
子育てママの大満足住宅・1F
子育てママの大満足住宅・2F
ベテランママが提案するこれからの安心住宅・1F
ベテランママが提案するこれからの安心住宅・2F
2月22日号で書いた「子育てママが提案する住まい」と「ベテラン主婦が提案する住まい」の2棟が、いよいよ5月10日に竣工する運びとなった。それぞれの家には、主婦達の熱い思いが詰まっている。
◆子育てママの大満足住宅
【間取りのポイント】(想定家族構成 パパ38歳、ママ36歳、子ども8歳・5歳)
(1)子育てには、「見守る視線」が必要。ママが長時間滞在する場所からの広い視界を確保する。
(2)子育てと家事で目の回る忙しさ。家事効率をあげて、子どもとの時間を大切にしたい。
(3)泥まみれの子どもの外遊びのおもちゃなどを、家の中に上げずにすむ土間収納を確保したい。泥んこの子どもも、土間から洗面・浴室に直行できると便利。
(4)子どもの成長に合わせて自由に間取りが変えられるようにしたい。
(5)洗濯物の量も回数も多い子育て期。物干しバルコニーを広くとりたい。
【特徴】
■子育て期に重要なのは、家族のコミュニケーション。ママの視線に広がりがあり、いつも子どもを見守っていられる間取りが何より重要。
・玄関から帰ってきた子どもが、一度家族の居るLDKを通ってから2階の自室に行く動線の実現。→リビングから上がる階段。
・ダイニング、リビング、和室まで見通せる「視界の広い対面式キッチン」。子どもを見ながら調理もできる。「ながら家事」は、子育てママの強い味方。
・和室とリビングの間仕切りは、3本引き込み式。開放感があり、見通しもよい。
■玄関に、子どもの外遊びおもちゃ、バギー、アウトドア用品、スポーツ用具など、家の中に上げたくないものの収納スペースがほしい。
・玄関のたたきから靴をはいたまま入れる「土間収納」を付けた。ここには上記のほか、靴箱に入りきれない靴や、買い置きの飲料、ペーパー類も収納。
・ベビーカーをたたまずに「土間」に収納できるのが嬉しい。
■外で泥だらけになって帰って来た子供を、玄関ホールや居間を通さずに洗えるようにしたい。→「土間収納」から洗面所に直接行ける動線をつくった。
・夏、汗まみれで帰って来た子どもは、玄関を入り、「土間収納」を通って直接洗面・浴室へ。ママをいちいち呼ばなくても、手洗い・シャワーへ直行できる(子どもの自立を助ける)。
・サッカーや野球の練習で汚れたユニフォームも、「土間収納」を通って直接脱衣室の洗濯機へ。
・「洗面室」と「土間収納」の間にある「ちょっとモノが置ける棚」は、買ってきた野菜や常温保存の食料品置き場として重宝。
■勝手口外のゴミの仮置き場は、屋根つきにして雨に濡れずに出せるようにしたい。
・臭い紙オムツを家の中に置いておきたくない。
■子どもが小さいうちは、子ども連れでどこかの家に集ることが多い。個室は狭くてもいいからLDKを広くしたい。
→LDKを19.75畳確保。それに和室4.5畳をつなげた(「ドンと来い、子供たちの大運動会」)。
・ママと子供たちが大勢集っても大丈夫な広さのLDKは、子育てママの大いなる憧れ。
■LDKから目の届く位置に「子どもがお昼寝する場所」がほしい。また「TVを見ながらアイロン掛けができる場所」もほしい。
・1階のリビング脇に4.5畳の和室を設けた。また、この和室の床を上げて、リビングに散乱しがちな子どものおもちゃなどを片付けるために、床下を引き出し式収納に(子どもの自立を助ける)。
・引戸を閉めれば、独立した個室として使うことも可能。
・小上がりになった和室の下は、引き出し収納。リビングに散らかりがちなおもちゃを自分でしまう習慣をつける。
■対面キッチンのダイニング側にカウンターを設置して、大事なものをしまっておきたい。
・幼稚園や学校からのペーパー類、薬など家族が集る場所に、出し入れしやすい形で置いておきたい。
■1階のトイレは、「来客の手洗い用」、および「幼児のトイレトレーニング用」に広めにして、手洗いボール付きにしたい。
・1階のトイレに手洗いカウンターがあれば、来客の手洗いはそこで済ませられ、所帯じみた洗濯機置き場、兼洗面室は完全に家族だけのプライベートスペース。
■階段を上がって2階に行くと、そこは家族の書斎スペース。子どものたまり場としても、パパの書斎としても、物置としても使い方自由。
■乳児の時代、幼児の時代、小学校に上がる頃、自立する頃、それぞれに合わせて個室の仕切りにフレキシビリティーを持たせたい。
・子どもが小さいうちは2階南側(洋室B、C)で、家族みんなで川の字就寝。個室が必要になったら間仕切りをして2室に仕切る。
◆ベテランママが提案するこれからの安心住宅
【間取りのポイント】(想定家族構成 パパ48歳、ママ45歳、子ども18歳・16歳)
(1)臭いが家の中にこもらない、風通しのよい住まいで、すっきりと暮らしたい。(将来の加齢臭対策)
(2)落ち着きと、それなりの格を持って穏やかに暮らしたい。
(3)夫婦はつかず離れず、邪魔しあわず、互いの気配が感じられる程度の距離で暮らしたい。
(4)そろそろ子育ても卒業に近い。家事はそこそこに、趣味も楽しみたい。
【特徴】
■将来、夫がリタイアしてずっと家に居るようになると、お互いを邪魔せずにすむ「表動線」と「裏動線」の両方が必要。顔を合わせ過ぎると喧嘩の回数が増えるらしい(図3)
・妻とその友人たちがリビング・ダイニングを占領していても、階段の上り口がリビングの反対側にあるので、夫は玄関から入って来客と顔を合わせず2階に上がることが可能、来客を気にせず入浴もできる。
■明るくて広いキッチンがほしい。LDに居る人と会話はできるが、丸見えではないキッチンカウンターが理想。食器や保存食がしまえるパントリーもほしい。(図1)
■子どもの1人が家を出たら、主寝室をAからB+Cに移動し、「ゆるやかな夫婦別寝室」を実現したい。クローゼットも夫用・妻用を別にして各自が管理するようにしたい。
・「ゆるやかな別寝室」の実現で、お互いの鼾・歯ぎしりに悩まされなくてすむ。それぞれ好きな時間帯で生活ができる。
・引戸を開け放して、一つの広々とした寝室として使用することも可能。
■風通しが良いので、将来の加齢臭対策も万全。
・浴室〜洗濯脱衣室〜洗面室〜パントリー〜キッチン〜ダイニングが一直線に並び、風通しが良い。年寄り臭いにおいに敏感な人は意外に多く、さりげなく対策がとられているのは嬉しい。また、引戸なので、風でドアがバタンと閉まる危険もない。
■女の子が大きくなると、子どもが入浴しているときにパパは洗面・脱衣室に入りにくい。
・「洗面室」と「洗濯・脱衣室」との間に引戸があるので、誰かがお風呂を使っているときにも、気兼ねなく洗面室を使える。
・独立洗面室なので、来客が手を洗う場合にも、洗濯機周囲の所帯臭さを見せずにすむ。
■2階の階段脇は2畳程度のフリースペース。納戸や書斎として活躍しそう。
・「思い出は捨てられない」……アルバムや子どもの作品、夫婦の思い出の品等捨てられないものが増えてきても、まだ思い切って捨てられないのがこの年代。
・納戸として使わない場合は、「こもれる小部屋」として「読書スペース」「マイシアター」「ペットの個室」として多様に使える。
この2棟は、千葉ニュータウン武西学園台2丁目に東栄住宅の手によって現在建築中で、5月10日(土)11日(日)には一般公開される。見学の方々からの評価が楽しみである。