| 傘立て考
突然ですが、あなたは玄関の傘立てのデザイン、機能、置く位置に満足していますか?
我が家の玄関は三和土(たたき)ふうにして、天井高まである下駄箱収納には通勤バッグやコートもしまえるよう工夫した。
これで完璧(かんぺき)。内心、ほくそえんでさえいた。
ところがところが。
傘立てのことを考えるには考えていたのだが、全然詰めがあまかったのである。
傘は家族4人分と来客分を見越して、以前からアフリカ雑貨の店で古い木の入れ物を用意していた。最初の1年はよかったが、入居3年を経た今では傘が満杯状態なのだ。
考えてみると、家族4人だから傘は4本とは限らないのが今の生活。傘を忘れたらビニール傘を買う。どんどん買うから増えていく。昔は、こんな安価なビニール傘なんてなかったら、あやしい日は折り畳み傘を持ち歩いた。
今、折り畳み傘を携帯している人はどれだけいるだろう。「あ、雨」と、バッグから折り畳み傘を出す女性を見かけると、エレガントだなあとしみじみ感じ入る。
話がそれた。コンビニのビニール傘を敵対視したいのではなく、現実に即した所有物の数を把握せずに、住まいを設計した自分を悔やんでいるのだ。
子どもが大きくなるにつれ、さらに至る所でビニール傘を買う機会が増えるだろう。折り畳み傘の良さを見直しつつ、現実に対応する傘立てを考え直さなければならない。
理想は、家族の傘はすべて見えないところに収納し、玄関の目立つところに位置する傘立ては来客用に開けておくこと。色とりどりの傘は、複数になるとそれだけで存在感があり、玄関のごちゃごちゃ感を増幅させる。
そういう目で見ると、完璧な傘立ての使い方をしている玄関というのはそう多くないことに気づく。これから家を建てるという人は、どうぞ傘のこともお忘れなく。ご家族にうっかり屋さんがいらっしゃる方は、それを見越した収納スペースの確保を! ささやかなことだが、玄関はその家の顔。毎日、目に触れる場所だけに、すっきり広々が一番だ。
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| この傘、すべて自家用。これを見るたびに「なければ買う」生活に慣れきっている自分を少し反省する |
(2004/08/09)
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