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ああ、入居時はあんなにスカスカだった作りつけの本棚が… |
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こちらも満杯で、開けたらグラスが落ちてきそう。 |
謹賀新年。
新年を、大掃除できれいに片づいた部屋で迎え、ゆったりとした気持ちで本欄を読んでくださっているあなたに。すっきり片づいたオフィスで、読んでくださっているあなたに。まずは、御礼、ごあいさつを申し上げたい。今年もよろしくお願いします。
さて、我が家はというと、じつはまったく片づいていない。大掃除で四角いところを丸く掃いたりはしたものの、根本的に物が多くて片づきようがないということに気付き、なんとなく掃除や整理や片づけを放棄した。
ありがたいことに、ふだん、初めてうちに訪れた人は
「家族4人のわりに、物が少ないですね」とか
「お子さんが小さいのに、片づいていますね」とか言ってくださることが多い。
私は片づけ下手なので、収納を多く設けたことと、本や靴や衣類や器に「定数」を決め、「決めた数を超えたら処分する」というルールをつくってきたことが少しは役立っていたのだと思う。
しかし、入居丸5年もたつと、さすがに定数そのものが増加し、多めに造ってあった収納もぎゅうぎゅうのパンパンになっている。
去年の11月、ちょうど丸5年だなと気付いた。それと、「なんでうちは、こんなに物が多くなってしまったんだろう」と思うのがほぼ同時だった。捨てられない本が、本棚からはみ出して仕事場の床を占領しはじめ、器は食器棚の引き戸すれすれのところまでせり出している。
どんどん成長する子どもたちの洋服は、サイズ別に着々と増殖。友だちにお下がりをあげるための大きな袋が二つもあり、あげるタイミングを逃したまま季節が過ぎた。フリマ用の袋だって一つある。
この所有物、なんとかせねばと思いながら、はっとした。所有物が自分の許容量を超えるのがだいたい5年周期だ、と。数年に1回引っ越しをしてきたのは、そのせいが多分にあるかも知れない。引っ越しで大々的に整理をして、身軽になりたくなるのだ。だから、私は引っ越しが好きだったのだ。
そんなことを考えていたら、袋小路に入った。今の家は買ったもの。そう簡単に引っ越せるものではない。ならば、きちんと荷物と向き合って整理整頓をしなくては。でも、根本的な整理はめんどうだな……。
で、片づけはまた今度にしよう、と先延ばしを決めこんだ。完全なものぐさの論理である。でも、毎日少しずつ片づけるというのがさらに苦手なのである。
結局、収納スペースを考えに考えたつもりでいたが、限界はある。自分の許容量のバロメーターを知り、その間隔にあわせて大整理は必要。私はどうやら5年周期で物があふれ返るらしいので、5年に1度はおおがかりな整理整頓の時間をつくらなければならない。5年を6年に延ばしたかったら、今よりもっと厳しい定数ルールを自分に課さねば。
もちろん、「ちょこちょこ整理」が得意な人は、そんなバロメーターを知る必要はない。私のように、できるだけぎりぎり我慢できるところまで何もしないで、しょうがなく「どかっと整理」をするものぐさ系には、年末の大掃除は早くから長めに確保。でないと、スッキリ新年を迎えられない。年末にそれに気づき、整理をやろうと一瞬は思ったが、雑誌の整理だけで3時間が過ぎ、おまけに年内のゴミ収集日が終了していたので、作業放棄を決定するに至った。もっと早くから気付いていたら、今ごろはきれいな部屋で新年を迎えられたはず。
さてあなたの周期はどれくらい?