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売れ残りマンションが7割引き。東京都住宅供給公社が多摩ニュータウンで昨夏に続き、大幅値下げで分譲マンションを売り出す。公社の完成在庫の処分は今回が最後とあって、募集後最初の週末の17日は午前中から見学者が詰めかけた。昨年の値引き販売では、完成時に高値で買った住民から苦情もあったが、今回は住民側も「空き室は防犯上不安」と歩み寄りの気配を見せている。
今回売り出されるのは、八王子市別所2丁目の「ノナ由木坂」。京王相模原線の京王堀之内駅から徒歩10分で、19棟252戸。93年に入居を開始した。当初約5000万〜8000万円で分譲されたが、31戸が売れ残った。
98年に一律35%の値引きをしたが、売れたのは14戸。今回は2回目の値引きで、残る17戸の完売を目指す。
広さ91〜107平方メートルが2109万〜3009万で、売り出し時より6〜7割も安い。
夫婦2人で住むマンションを探しているという東京都小平市の会社員の男性(62)は、昨夏の値引きの時にも申し込んだが、抽選に外れた。「都心から遠くなるが、今は賃貸なので、分譲に住みたい。2500万円程度のものを考えています」
都住宅供給公社は新たな分譲事業は行わない方針で、完成在庫の処分は今回が最後だという。
昨夏、ニュータウンの別の地域の売れ残りマンションが7割引きで販売された際には、見学会に公社の予想をはるかに上回る千人以上が連日殺到。売り出された65戸が完売した。だが、居住者からは見学会で「間違ってドアを開けられそうになった」「ごみが散乱した」など苦情が相次いだ。
公社はこうしたトラブルを防ぐため、職員を昨夏より10人以上多い82人配置。前回は敷地内を自由に見てもらったが、今回は管理組合と話し合って見学コースを決め、担当者が導いて敷地に入る方式にした。
今回の売り出しには住民側も理解を示している。「空き室が多いのは不用心」と、組合は完売を再三要望してきた。「不審者対策に監視カメラをつける話もあったが、一番のカメラは人の目」だという。
公社側は昨年9月、価格を見直して売り出すことを組合に知らせ、双方で10回以上話し合いを重ね、今回の販売にこぎ着けたという。
管理組合は「入居当初から早く完売をとお願いしてきた。10年たった物件なので、今回の価格は相応なのだろう。一緒にいいコミュニティーをつくれるような人たちに入居していただきたい」と話している。
見学会は25日まで。問い合わせは「現地販売事務所」(0426・79・0881)まで。
(04/04/18 10:50)
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