【質問】 相続税で土地を路線価方式で評価する場合の具体的な計算の仕方を教えて下さい。
【答え】 相続税や贈与税は、財産を時価評価します。土地は路線価方式か評価倍率方式のいずれかによります。基本的な考え方は、05年4月30日のバックナンバーを参照して下さい。
【質問】下図の土地はどのように評価しますか。
【答え】 国税庁のホームページで該当する場所の路線価図を入手し、該当する地点を確認します。
【質問】 「300C」の表示の意味は。
【答え】 価格は1000円単位で表示しています。したがって、「300」は30万円のことで、1平方メートル当たりの価格です。「C」は、路線価図で説明されていますが、借地権割合が「70%」を意味します。借地権で土地を借りている人は、本来の評価額の70%になるということです。借地権で土地を貸している人は本来の評価額の30%の評価額になります。
(借地権割合)
A…90%、B…80%、C…70%、D…60%、E…50%、F…40%、G…30%
【質問】 「普通住宅地区」とは。
【答え】 30万円の評価額は、土地が長方形又は正方形で、通常利用する間口や奥行きを前提としています。もし、奥行きが通常よりも長かったり、短かかったりした場合は、割り引きます。その場合にその地域が主として住宅地域なのか商業地域などによって標準的な奥行きが違うので、用途地区を区分しています。具体的には路線価図で説明されており、次の七つに区分しています。
(1) ビル街地区
(2) 高度商業地区
(3) 繁華街地区
(4) 普通商業・併用住宅地区
(5) 中小工場地区
(6) 大工場地区
(7) 普通住宅地区
【質問】「普通住宅地区」の奥行きが30メートルの場合は。
【答え】下図の「奥行価格補正率表」に当てはめます。このケースの場合は、「0.98」になります。奥行きが標準より長いので、30万円に0.98を掛けて割り引きます。
【質問】この土地の評価額は。
【答え】評価額は、次の算式で計算した1億7640万円になります。
30万円×0.98×600平方メートル=1億7640万円