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「ここが知りたい」

マッサージ代は医療費控除の対象になりますか。

2007年03月19日

税理士・多田雄司さん

【質問】マッサージ代は医療費控除の対象になりますか。

【答え】医療費控除の規定では、次の人から施術を受けた場合に限り対象になるとしています。

(1)あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師等に関する法律に規定する施術者

(2)柔道整復師法に規定する柔道整復師

 ここでいう(1)の施術者とは、あん摩マッサージ指圧師免許、はり師免許、きゅう師免許を持っている人のことです。

(2)柔道整復師も、同様に免許を受けて、柔道整復を業とする人をいいます。

【質問】あん摩、マッサージ、指圧の違いは何ですか。

【答え】あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師等に関する法律では、具体的な定義を設けていません。しかし、一般的には、身体の変調を改善する医業類似行為で、あん摩、マッサージ、指圧の技法により行う施術であると考えられています。

【質問】柔道整復とはどのようなものでしょうか。

【答え】同様に、柔道整復師法で柔道整復の定義を設けていません。しかし、一般的には、打撲、ねんざ、骨折、脱臼などに対する施術であると考えられています。このような行為は医師を除いて柔道整復師以外は認められておりません。

【質問】資格のある施術者から受けたマッサージ代でなければ、医療費控除の対象にならないということですか。

【答え】そのとおりです。注意を要するのは、マッサージをした人が有資格者なのか、無資格者なのかの点につき、領収書から判断できない場合があるということです。

 後日、無資格者に対して支払ったものであることが判明した場合は、その支払額を医療費控除の対象から除外し、追徴税額を支払わなければなりません。

【質問】例えば、1月に1回はマッサージを受けなければ調子が悪いので、受けている場合はどうですか。

【質問】医療費控除は、本来、病気の治療代を対象にするものです。したがって、医師に支払う費用でも、人間ドック代は病気が発見されない限り認められません。この点については、医師または歯科医師による「診療又は治療」と規定しています。

 マッサージの場合は、資格のある施術者から「施術」を受けた場合が対象になると規定しています。ここでいう「施術」は、「医業類似行為」であると考えられています。したがって、資格のある施術者に支払うマッサージ代は、原則として医療費控除の対象になると考えられます。

【質問】カイロプラクティックにかかった代金は、医療費控除の対象になりますか。

【答え】わが国には、民間療法と呼ばれる治療法がいくつかあります。カイロプラクティックもその1つです。しかし、わが国では、正式に認められた治療法ではありません。したがって、医療費控除の対象にはなりません。

 他の民間療法も同様です。


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