asahi.com
天気  辞書  地図  サイト案内  アクセスTop30 
サイト内検索:
住まい 社 会 スポーツ 経 済 政 治 国 際 サイエンス 文化・芸能 ENGLISH 
  売買物件検索  住まい売却  賃貸物件検索  不動産会社検索  ニュース  週刊朝日・AERA  コラム一覧   
     
 home > 住まい>世界のウチ  
The theme of the week
 世界のビックリハウス
fromサモア・yahoi
窓も扉もない家

建築中のサモアの伝統的スタイルの家「ファレ」
 サモアの伝統的家屋には壁がない。従って、当然のことながら窓も扉もない。戸締りの必要もなければ、窓の閉め忘れもあり得ないという、まさにケアーフリーのビックリハウスなのだ。

 今もかたくなに伝統的な暮らしを守り続けるサモアの人々は、この「ファレ」と呼ばれる屋根と柱だけの家に暮らしている。南太平洋に浮かぶ小さな島国サモアでは、1年を通して、最高気温は29度から30度という常夏の気候。寒さから身を守る必要はなく、雨さえしのぐことができれば壁などなくてもよいのだ。 むしろ年中暑いので、壁のない家でいつも風を感じる暮らしが心地よい。この一見、能天気に見える伝統的家屋は、彼らにとってはまさに生活の知恵そのものなのである。

 ファレの構造はいたってシンプル。コンクリートで固めた土台に柱を立て、屋根をのせればハイでき上がり。電気配線から空調設備、水道や排水設備、建具の備えつけと大変な工程が必要となる私たちの言う「家」とは違い、ファレを建てるのには大した専門知識はいらないので、たいがいは親戚や友達で力を合わせれば簡単に建つというのも彼らにとっては大きな利点だ。

完成したファレには壁も扉も窓もない。人間も虫も動物も混在する野生的なライフスタイル
 しかし、私たちのように快適な住環境でヌクヌクと生きて来たものがこのファレで過ごすとなると、過酷な面もたくさんある。なにしろ、南国で壁も扉もないということは即、虫たちと共存することを意味する。いくらカヤを利用しても、どこから侵入して来るのか、ひと晩明かした翌日にはかゆくてかゆくてたまらない。夜通しかゆくて一睡もできなかった経験もある。

 そして、ヤモリやゴキブリはふてぶてしく、そこらじゅうにへばりついている。自然と一体のこの暮らしを当り前のように受け入れているサモアの人々は、強靭(きょうじん)としか言いようがない。 (2004/05/11)













| 社会 | スポーツ | 経済 | 政治 | 国際 | サイエンス | 文化・芸能 | ENGLISH |
GoToHome ニュースの詳細は朝日新聞へどうぞ。購読の申し込みはインターネットでもできます。 GoUpToThisPage
asahi.comに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
| 著作権 | リンク | プライバシー | 広告掲載と注意点 | アサヒ・コムから | 朝日新聞社から | 問い合わせ |
Copyright Asahi Shimbun. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission