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これが標準型バーベキューセット。準備がやや面倒だが、家族パーティーにキャンプにと八面六臂の大活躍! |
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据え付け型バーベキューコンロ。急な来客にも即対応可能! |
アメリカ・内田暁 あっと驚くアウトドア
「アメリカ、特にLA(ロサンゼルス)などの西海岸の人はバーベキューが好き」という先入観をもしあなたが抱いているとしたら、そのイメージを5倍くらいに膨らませてみてほしい。それこそが、LAっ子の現実の姿になるはずだ。
LAでは、「庭」と書いて「バーベキュー場」とルビを振る、と言っても過言ではないほど、日々いたるところでバーベキュー・パーティーが開かれている。それゆえに、「いかにバーベキューを快適に食べられる場所であるか?」こそが「ステキな家」の定義となり得るのだ!!
バーベキューを焼くための器材……LAでは、これがない家は一人前の家庭として認められない(ように、わたしの目には映る)。最も一般的なのは、炭を入れる巨大な鉄の容器に四脚がついており、その上に網を置くタイプのもの。普段は家の中か庭の物置に置かれているが、ひとたびバーベキューとなれば、瞬時に庭に持ち出されて手早く設置される。もちろん鉄製なのでけっこう重いが、そんなものはアメリカ人のバーベキュー・パッションの前では紙ほどの重さも持たない。
ちなみに、アメリカ人のルームメイトと暮らしているわたしの友人(日本人)は、ある日、ルームメイトに「今日は疲れたから夕飯は手抜きでハンバーグね」と言われ、「ハンバーグなんて結構手が掛かるのに……」と不思議に思ったという。だが、そのルームメイトはおもむろにバーベキューセットをベランダに設置すると、冷蔵庫からひき肉を取り出し、タマネギやパン粉はおろか塩コショウすら加えずに、ひき肉の塊を鉄板で焼き出したのだそうな!? ハンバーグという料理に対する、日米格差の何と大きいことか!?
だが、その姿を見てわたしの友人が何よりカルチャーショックを受けたのは、豪快なハンバーグ調理法ではなく、疲れていて「手抜きをしたい」と言いながらもバーベキューセットを用意することはいとわない、そのメンタリティーだったという。
かくのごとくバーベキューセットの設置は苦にもしない彼らではあるが、いちいち用意しなくて良ければそれに越したことはないのも事実。ということで、広い庭には最初っからバーベキュー用コンロが据え付けで設置されていることが珍しくないのだ!
バーベキューの雰囲気を出すため炭を使えるようになっていながらも、時間がないときにはガスで焼くこともできる優れもの。焼く物に合わせて網と鉄板の両方が使えるようになっており、蒸し焼きにするためのカバーも完全装備されているなど、まさにバーベキューをするために生まれてきた存在なのだ!! だからこそパーティーに呼ばれた面々も「俺もいつか、こんな庭のある家に住んでやる!」との決意を新たにするのである……!?
バーベキュー用コンロ据え付け付けの庭――これこそが、アメリカ式“夢のマイホーム”の姿なのである。