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体より頭を使う「パーマカルチャー」

2006年09月16日

オーストラリア・柳沢有紀夫  素敵なスローライフ
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菜園作りは斜面を利用。限られた水を効果的に使う知恵だ

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可動式の鶏小屋

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とれたてのパパイアは見るからにジューシー

 「自然にやさしい生き方」と聞くと、なんだか面倒くさそうなイメージがわいてくる。快適さを無視しているため、自然にはやさしい代わりに、人間に厳しい生き方なのではないか、と。だが、1970年代にオーストラリアで生まれた「パーマカルチャー」は、人間にもやさしく、快適な生き方なのだ。

 パーマカルチャーとは、パーマネント(永遠)とカルチャー(文化)またはアグリカルチャー(農業)を合わせた造語。「永続可能な生き方」と紹介されることもあるが、そういった漢字が並んだむずかしそうな説明よりも、パーマカルチャリスト(パーマカルチャーを実践している人たち)が、どんな生き方をしているのか具体例を挙げたほうが、その楽しさがわかる。

 パーマカルチャリストたちは有機栽培の家庭菜園や畑を持つ人が多いが、そのつくり方がユニークだ。通常、我々が家庭菜園をつくるときには、雑草を抜き、すきやくわで掘り起こして耕し、肥料をまくだろう。ところがパーマカルチャリストたちは、そこに可動式鶏小屋を置く。するとニワトリは、生えている雑草を食べる。そして彼らは習性で、足のつめで土をかき回す。さらに、当然「落とし物」をするが、それらはもちろん「鶏糞(ふん)」と呼ばれるとびきり上等の有機肥料。つまり、人間が汗水垂らさなくても、そしてニワトリたちに無理をさせなくても、食べる、動く、フンをするといった彼らの習性をいかして、有機菜園ができるのだ。もっと広げたければ、可動式鶏小屋の場所を隣に動かすだけ! 除草剤も農薬も一切使わない。

 また、斜面をうまく利用するパーマカルチャリストたちもいる。斜面の上に家を建て、屋根の上に落ちた雨水をタンクにためる。そして斜面に散水のためのパイプを張り巡らす。あとはコックをひねるだけ。タンクは斜面の上にあるから、水圧がかかり、平地でよりもより遠くまで散水できるのだ。

 自然を傷つけないだけでなく、人間もラクができる方法を考える。だから「永続可能」なのだ。

 

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