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 貴重な資源の備蓄タンク
2006年11月11日
オーストラリア・緑ゆたか 素敵なスローライフ
天然資源が豊富なオーストラリアで、最も切実な枯渇問題に直面している資源は恐らく「水」だろう。南極を除き、世界一乾燥した大陸と言われるオーストラリアの水資源管理は深刻な事態に陥っている。ダムの貯水率20%割れが確実となり、厳しい節水制限を強いられているクイーンズランド州のある街では、生活廃水を浄化リサイクルして飲料用水にすべきかどうか住民投票が行われたほどなのだ。
 コンクリート製の大型タンクは田舎で普及しているタイプ
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 徐々に買い足していったのであろうか? 3種類の雨水タンクを設置している家
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 都市型のスリムな雨水タンク。右が発明大賞を受賞したパネル型
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 床下設置型の雨水バッグ。「場所がない」はもう理由にならず?
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政府もTV広報を始めとする様々な媒体を使って「シャワーはタイマーを使って4分以内に!」「洗車はホースを使わずバケツとスポンジで!」などと住民の意識向上に努めている。
しかし、比較的水資源に恵まれたメルボルンなどの沿岸都市部に住む水道依存住民は、深刻な水不足に悩む内陸地方の住民に比べて節水が徹底しているとは言い難い。そういう私も友人のファームを訪れた際、「ここは雨水タンクの水しかないからムダにしないようにね」とたしなめられた前科がある。
田舎の農場などでは水道が通っていないところも多く、必ずといってよいほど巨大な雨水タンクが設置してある。一般住宅地でも昔は珍しくなかったそうだが、都市化に伴い徐々に姿を消していったという。
しかし、最近は、州政府や水道局などが雨水タンク購入者に補助金を支払っていることもあり、都市部や郊外で雨水タンク復活のきざしが見えてきた。TV番組の発明大賞を受賞した薄型のパネルタイプや、床下に設置できる袋タイプなど、狭い敷地に対応した様々なスタイルの都市型雨水タンクが登場して選択肢が増えたことも一因であるようだ。
2004年の豪州統計局の調査によると、雨水タンク普及率の最も高い南オーストラリア州では、2世帯につき1世帯が雨水タンクを設置しているそうだ。
雨水タンクを導入する利点は節水だけではない。家庭菜園で収穫した野菜の大きさを競うコンテストで連続優勝を果たした男性が「秘訣(ひけつ)は何ですか」と聞かれて「雨水を使うことだよ」と自信たっぷり答えていた。殺菌処理のされていない雨水は、植物にとって滋養に満ちたおいしい水なのだ。
オーストラリアで最も水消費量の多い用途は庭や芝生の水やりといわれているから、各家庭が雨水タンクを導入するのはとても理にかなったことといえる。我が家も早く雨水タンクを購入して真打ちガーデナーの仲間入りをしたいものだが、なにせ先立つものがなく、いまだにプラスチックのバケツで我慢している。
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