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ワイン造りが静かな人気

2006年11月29日
カナダ・西川桂子  素敵なスローライフ

 秋になると、スーパーの広告で“ワイン・メイキング・キット(ワイン醸造キット)”なるものを見かける。自宅でワイン造りをする人のためのもので、西洋漬物であるピクルスやジャムなどを手作りするのと同じように、ワインを自分で醸造するのだ。

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ワインを瓶に詰める。11歳の息子もお手伝い

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コルク打栓も道具があるので便利

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発酵が終わったワイン

 最近、招待してもらったホームパーティーで、そうして造ったお手製ワインが登場した。さっぱりしてかつフルーティー。なかなかおいしく、ホームメイドと聞いて驚いた。造った本人はもう3年ほど、自分でワインを醸造しているそうだ。こだわりがあるらしく、スーパーのワイン・メイキング・キットではなく、インターネットで注文して吟味した材料をそろえている。

 彼女のワインにすっかり魅せられた夫が、詳しく聞いてみたが、「初心者には”U−Brew”がオススメ」とのこと。この“U−Brew”は、U(You=あなた)、Brew(醸造)ということで、自分で醸造するという意味だ。自分で醸造すると言っても、自宅でキットを使って造るのではない。バンクーバーの街でもいくつか“U−Brew”の看板を見かけるが、これらの店で、濃縮果汁にイーストを自分で加えた後、店に置いて発酵させる。

 “U−Brew”の店を利用すると、すべての容器、道具、材料がそろっているので手軽だ。また、ワイン造りのプロとまでも言わなくとも、ワイン造りに慣れたスタッフが、状態を見ていてくれて、発酵が終わると電話をくれる。ボトル詰め、コルク打栓などの道具がそろっていて、使い方を教えてくれるので楽チンだ。

 「まず、お店で手伝ってもらって何度か造ってみて、慣れてから道具をそろえても遅くはないわよ」というアドバイスにしたがって造ったワイン。手造りなので、添加物は入っていないし、子どもたちがボトル詰めも手伝った家族合作だ。

 お値段は安いものなら店頭で買ったもののほうが得だが、自分たちで造る楽しさにはかなわない。まだ、道具をそろえる自信はついていないそうだが、ガレージにワイン醸造セットを置いて、ホームメイドワインを造る日は遠くないかもしれない。

 

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