2007年12月26日
窓辺に飾られたクリスマスデコレーションは道行く人も楽しませてくれる。
12月25日の朝。プレゼントを開けるのが待ちきれない!
イギリス植民地時代に伝わったクリスマスクラッカーは、クリスマスになくてはならない小道具。
アイルランドのクリスマス料理の定番、ハム&ターキー
カトリック教徒が人口の90%以上を占めるアイルランドでは、クリスマスは1年を締めくくる一番ビッグで重要なイベントだ。10月31日のハロウィーンが終わるか終わらないかといううちにクリスマス商品が所狭しと店先に並び、人々もこの頃から2カ月先のクリスマスに備え準備に取りかかる。
きれいに飾り付けされた家々のクリスマスデコレーションを見るのは楽しい。特にアイルランドでは外が暗くなって部屋に電灯がともっても、なかなか部屋のカーテンを閉めない家庭が多く、居間など家の中に飾られた大きなもみの木の飾りなどが、外から丸見えである。しかし家の中での楽しそうな家族団欒の様子やクリスマス飾りを外から見ているとほほえましい気分になる。
アイルランドでのクリスマス用メイン料理はターキー&ハムと呼ばれるもので、その名の通りターキー(七面鳥)にハムをぐるっと巻いたものだ。付け合わせとして茹でたポテトや温野菜が添えられる。デザートの定番はクリスマスケーキやクリスマスプディング、そしてミンスパイだ。『クリスマスケーキ』というとサンタクロースの小さい人形やもみの木がてっぺんに乗った可愛いケーキをイメージしそうだが、ここのはどちらかというとどっしりしたフルーツケーキタイプのものを呼ぶことが多い。そしてアイルランド名物の黒ビールであるギネスビールやアイリッシュウィスキーなどもたっぷりとそのケーキに入っている。
さらにアイルランドのクリスマスで忘れてならない小道具がある。それは「クリスマスクラッカー」。たいていこれがテーブル上に置いてあり、隣に座った者同士そのクラッカーを引っ張り合うのだ。引っ張られたクラッカーが「ポンッ!」と弾けると中からたいてい小さなオモチャ……例えばキーホルダーとか笛、知恵の輪などがジョークやなぞなぞなどの書かれた紙切れとともに出てきて、それをお互いに読み合って楽しむ。クラッカーはパーティー開始の盛り上げ役になってくれる。
食事の後はみんなで居間へ移動、さらに食べて飲んで喋ってを繰り返す。その後数日間クリスマス料理を食べ続け、「もう七面鳥もケーキも見たくない」とうんざりした頃にやっと新年が明けるのである。