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「世界のウチ」

ティータイムに「お茶たまご」

2008年03月29日

ドイツ・猿渡晶子 未確認絶好物体

 ドイツの代表的飲み物と言えばなんといってもビールだが、もちろん皆がビールばかり飲んでいるわけではない。お茶をこよなく愛する人たちも存在する。しかも、ドイツのお茶の種類の多さには目を見張るものがある。

写真ドイツのお茶専門店。お茶の缶がずらっと並ぶ。店員さんが缶を開け、香りを嗅がせてくれる。量り売りが基本だ。
写真香り豊かなフルーツティー。ブルーベリー、ぶどう、りんごなど様々なドライフルーツがミックスされている。
写真「お茶たまご」
写真ろうそくの炎でティーポットを暖める。

 オレンジの皮やバラの花びらが入った香り豊かなフルーツティーから、日本人には少々なじみにくい癖のある薬草茶まで、毎日の嗜好品として様々なお茶が愛飲されている。

 最近は緑茶も人気で、スーパーなどでも手軽に買える。ドイツで人気なのは、グレープフルーツやレモンなどのフレーバー入りの緑茶で、日本人のイメージする緑茶とは別物と思って飲んだほうが良い。しかもこちらでは、その緑茶に砂糖とミルクを入れて飲んでしまうのである。味のほうは……私も実はまだ試したことがない。興味のある方は是非お試しあれ。

 さて、私がドイツでお茶の時間に遭遇したのは、小さな穴が無数に開いた卵形のペンダント。実はこれ、お茶の葉を入れてカップの中に入れる道具、すなわちティーパックの役目を果たすもの。ドイツ語でテーアイ、日本語に直訳すれば「お茶たまご」だ。ペンダントを開け、中にお茶の葉を入れてカップのふちにホックをかけてつるし、待つこと数分。お茶の出来上がりだ。これを使えば、ティーパックが無い時や、ティーパックのお茶では物足りない本格派も、わざわざティーポットを使わずに一人分のお茶を簡単にいれることができる。

 もう一つ、ドイツではお茶の時間に日本では見慣れないものが登場することがある。小型の円形ろうそくでティーポットを暖める道具だ。もちろん、ろうそくの炎でお湯を沸かすことはできないが、これがあれば、お茶が冷める心配なくおしゃべりに興じることができる。しかも、ろうそくの炎が温かく周囲を照らしだし、幸せな気分で心落ち着くティータイムを楽しむことができるだろう。


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