2008年4月5日
巨大シリアル。1キロ以上ある。
缶詰
小麦粉の巨大袋 肩に担いで持って帰らないといけない。
ご飯茶碗、みそ汁のお椀、おかずのお皿、お漬物用の小皿……。日本の食事には、最低でもこれだけの食器が必要ではないだろうか。ちょっとした煮物には汁があるから、深めの器もいるし、うどんやラーメン用の大きめの器と、カツ丼用のドンブリ鉢もいる。となると、焼き魚をのせる長方形の和食器もいるし、サラダや和え物にはガラスボールも……。
日本食では一品ずつ別の器に盛るから、あれもこれもと食器が必要になる。当然、食器をしまうキャビネットは、キッチンスペースの大部分を占めるようだ。
アメリカでは、スープやシチュー類はボールに入れるが、ちょっとぐらいの汁ものでも、料理は大皿にどーんとすべて盛ってしまうから、食器用キャビネットはそれほど広さは必要ない。大雑把に言えば、この大皿と深めのボールがあればすべて事足りる。
ところが、圧倒的に超大型と言えるのが、パントリー(食料用貯蔵庫)。あるお宅へお邪魔したとき、キッチンに隣接するドアに気づいた。奥さんに「ここは何の部屋?」とたずねると、「ああ、パントリーよ」とドアを開けて中を見せてくれた。
ウォークインクローゼットならぬ、ウォークインパントリーだった。
歩いて入れるパントリーは、2、3メートル四方ほどの大きさ。ちょっとした小部屋だ。四方の壁には何段もの棚が取り付けてある。浅いので、奥の物が見分けやすく、取り出しやすい。ぐるっと見渡せば、どこに何があるのか一目瞭然だ。
一体、どうしてこんな大きなパントリーが必要なのか。
中にある物は、パントリーに比例して超大型だった。朝食用シリアルの箱は百科事典か結婚式アルバムほどの大きさ。ポテトチップスの袋は大型の枕、缶詰類は大型ペンキ、小麦粉や砂糖はホームセンターにあるセメント袋かガーデニング用の土、といった具合だ。自分が巨人が住む島に流れてきたような気がした。しかし、少なくとも超大型パントリーの必要性については納得した。
これらの品々は、ホールセール(卸売り)アウトレットで販売されているサイズ。この安値で大量に品物を販売するアウトレットは買い物に行く回数が減ることから、多くの家庭で利用されている。
確かに利点はあるが、「安値で大量に」食べられるということでもあり、アメリカ人の大食、肥満を後押ししているような気がする。