2008年4月9日
サラダ、スープに大活躍のゆりかごナイフ
チョコフォンデュセットは電気製品
調理の強い味方、香辛料は使い捨て
「キャー、眞理!これって優れものね」
一緒にスーパーで調味料コーナーを見ていた中学時代からの親友、恵美子が歓喜の声をあげた。彼女が手にしていたのは、プラスチック製の容器に黒胡椒の粒が入っている胡椒挽き。使い捨てで、種類はチリペッパー、白胡椒、塩、パプリカ入り胡椒にガーリックソルトまである。料理が大好きで新しいレシピに挑戦するのが生きがいという彼女は、何本もカートに入れていた。かさばらないので、最近人気のおみやげグッズだ。
次に恵美子は、何やら面白いナイフを見つけていた。ホラーファンの私たちにはたまらない、その名も『ゆりかごナイフ』。えっ? ナイフで赤ちゃんの入っているゆりかごを? ゆるやかな半円を描く長さ20センチのナイフだった。左右には丸い取っ手がついており、パセリなどのハーブを両手でみじん切りにするためのナイフだ。ゆりかごのように揺らして切っていくので物騒な名前がついている。彼女はまたうれしそうにカートに入れた。
せっかく遠い日本から親友が来ているのだからと、私はウィーンの友人宅へ招いてもらった。招待してくれたクララはパスタを茹でるつもりだ。
「1人80グラムでいいわね?」
パスタを図る穴のあいたメジャーを使ってきちんと3人分240グラムを茹でた。
「わあ、面白―い! これはどこの製品?」
「ヨーロッパ共同体になってからほとんどの製品がEUで作られたとしか書かれていないのでわからないけど、イタリアかしらね?」
とあまり興味のないクララ。早速、そのパスタ量り器もデパートで見ることにした恵美子だが、最後はデザートでひっくり返りそうになった。
「いくらスイーツが大好きな国民でもここまで凝るの?」
恵美子の目を点にさせたのは『チョコフォンデュセット』だった。甘いものに目がないクララは、本格的なチョコフォンデュセットを出してきた。好きな果物のイチゴ、リンゴ、バナナなどを長いフォークに突き刺し、チョコソースにからませるデザートで締めくくったのだ。
ウィーン土産といえば大抵、モーツァルトクーゲルという甘いマジパン入りチョコと決まっている。しかし、これらのキッチングッズは軽く、長く使えるから甘党以外にも大受けだ。ヨードを含んだハーブ入り健康岩塩もおみやげにピッタリ。私も愛用しているチョコフォンデュセットは、スイスではサッパリなのに、オーストリアでは根強い人気だという。