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ドライヒート対処法

2008年7月23日

  • 筆者 アメリカ合衆国 アヤコ・モニエー 暑さをしのぐクールな方法

写真ほこりっぽく、ドライなアルバカーキの町写真ぐったりした室内植物「水をくれー!」写真ファウンテン写真ファウンテン

 暑くて湿気が多い、ジメジメした日本の夏は、かなり過ごしづらいが、暑くて乾いた「ドライヒート」と呼ばれる夏というのも、非常にやっかいなものだ。

 アメリカ南西部に位置するニューメキシコ州アルバカーキ市は、年間の平均日照日数が300日以上、平均降水量は20ミリという、カラカラでパサパサした場所。日本の平均降雨量が約1600ミリというから、それと比べるとどのくらいのドライな土地かということがわかるだろう。丘の上から町を見渡すと、ほこりのために全体がベージュ色に見える。

 4月になると、日中の気温はぐんぐん上がり始め、中旬ごろには夏の到来を感じる。夏真っ盛りの6月、7月、8月には30度を超える日が毎日のように続き、35、36度に達する日もまれではない。その上、空気中の湿気は20パーセント以下というから、洗濯物など、1、2時間であっという間に乾いてしまうという利点はあるが、短時間でも外へ出てこのドライヒートにあたると、皮膚がピリピリ痛い。

 室内では、直射日光はないものの不快さはあまり変わらない。暑さをしのぐ扇風機、エアコン、スワンプクーラー(乾燥地帯でのみ使用される箱/筒型クーラー。内部にある扇風機が取り込んだ外の暑い空気がクーラー側面のぬれた繊維状のものを通過するとき、気化熱で冷やす)、天井に取り付けた大型扇風機などが一般の家庭で使用されるが。しかし、どれもドライヒートの「ヒート」部分の問題解決にはなるが、「ドライ」は変わらない。室内植物は1日でも水をやり忘れると、てきめんに葉っぱは張りを無くし、ぐんにゃりとしてしまう。

 そこで、注目を浴びているのが、水を常時流しておく「ファウンテン」。室内用とガーデン用の両方がある。石、セメント、つぼ、れんがなどを組み立てたものに、水が常時流れるように設計した装置だ。素材、スタイルは様々だが、目的は同じ。水の流れる音を聞いて潤いを感じ、ドライヒートの「ドライ」部分を緩和しようというもの。感じるだけでなく、実際に水が存在するので、多少でも水分が空気中に発散されるのだろう。

 最近、職場でこのドライヒートが話題になった。同じ部署のネイサンは昨夏、このファウンテンを購入したらしい。「家の中にオアシスがあるような気分になるし、水の流れる音というのはリラックス効果があるからね」と言う。すると、隣のデスクのキャサリンは、「それにね、風水の考え方によると、室内のある方角に水をおくと、運勢が上昇するらしいわよ」と言う。今年の夏は、我が家もこれを購入しよう。

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