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DIYで壁紙を張り替える

2009年4月25日

  • 筆者 イギリス・ギブソンみやこ わが家のChange

写真壁紙に穴を開ける道具。写真はひっくり返したところ。手のひらに収まる大きさでぐるぐる転がすと歯車状の刃で壁紙に点々と穴が開く写真スティーマーのノズルの先ににある蒸気の噴き出し口を壁紙にあて浮かしていく写真スティーマーの本体。ゴボゴボと不機嫌な音を立てながら蒸気をノズルに送り出す写真糊を塗る作業は専用台を使うと便利。半分に折りたたんでコンパクトに収納できるようになっている

 イギリスはDIYが盛んなお国柄。わが家もメンテナンスはできる限りDIY。なかでも、家の内装では一番大掛かりな作業となる壁紙の張り替えの過程を、ちょっとしたコツや小道具などの解説も交えながらご紹介しよう。

 ペンキ塗りにしてもそうだが、実際に時間と手間を要するのは準備段階。まずは古い壁紙をはがす作業だ。何年も、ことによると何十年来壁に張りついていたものをはがすのは容易ではない。道具を使って壁紙に点々と穴を開けた後、豪快に引きはがしていく。しかし、壁紙の断片がまだま頑固に張りついたままだ。壁紙はがしスティーマーの登場だ。湯を沸かし、発生した蒸気を壁に当てて壁紙が浮きあがったところに金属ヘラを差し込み、こそげるようにはがす。

 壁の地肌が露出したところに酢をお湯で溶いたものを雑巾にしみ込ませ、部屋中の壁をなめるように拭いていく。古い壁紙を張ったときに使用された糊を取り除くためだ。壁の地肌に凹凸があれば紙ヤスリをかけ、釘の穴、壁の表面や天井と壁の間にあいた亀裂などに石膏を詰めて乾かすと、ようやく準備が完了する。

 いよいよ、壁紙張りの本番。反物のようにロール状になっている壁紙を広げて適当な長さに裁断し、裏面にハケでペースト状の糊を全面に塗りつける。ねじれたり、あやまってどこかに張りつかないように、そろりと脚立に上って張りつけていく。壁紙と壁のすき間に少しでも空気が入ると壁紙が浮いてしまう。ドアや窓枠、壁のコーナーの垂直な線に平行して張り、壁紙の継ぎ目をぴったりと合わす。模様入りの壁紙の場合は、継ぎ目の模様合わせも仕上がりの美しさを際立たせる重要なポイントの一つ。

 埃っぽい工事現場のようだったリビングが徐々に部屋らしくなっていく。部屋全体に張り終えると、天井のへりと壁下の幅木に接する裾の部分をカッターできれいに切りそろえる。これで張り替え作業はおしまい。掃除をして家具を入れると、手作りの心地よい空間が出来あがった。イギリス人の夫はリビングを満足げに見渡しながらこう言った。

「さあて。次は、バスルームの壁紙張りにとりかかるとするか」

 趣味とまではいかないものの、週末や有給休暇を利用したわが家のDIYは、これから先もまだまだ続くのである。

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