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鉄の網戸

2009年6月17日

  • 筆者 オーストラリア・柳沢有紀夫 安全第一!

写真鉄格子付きの従来型写真網そのものが鋼鉄製の新型

 東京や大阪の真夏ほどではないにしても、ブリスベンの夏は高温多湿。しかも亜熱帯ゆえに、年間7カ月も「月別最高気温」が25度を超える。ただし、国土が広く住宅がそれほど密集しておらず、緑もまだまだ豊かなため、「風通し」はそれなりにある。エアコンばかりに頼るのではなく、できるだけ自然の風をとりこんで涼をとりたいと考える人も多い。

 そんなときにいいのは、「網戸」。ところが通常の網戸だと、蚊やハエといった虫の侵入は止められても、もっと怖いドロボウなどは阻止できない。網の部分を簡単に破られてしまうからだ。

 そこで考えられたのが、各種の泥棒よけ機能付き網戸だ。最初に紹介したいのが、「金属製の格子付き網戸」。ほぼ正方形の格子は一辺8センチほどなどで、当然、人間は侵入できない。ところが、この「金属製の格子付き網戸」。デザイン的には悪くはないと思うのだが、金属製の格子というところから、なんとなく鉄格子を想像してしまうからか、閉塞感がある。

 新たに登場して、一般的になりつつあるのが、「金属製の網戸」。そう、網そのものを金属にしたものだ。これなら、見た目は普通の網戸をさらに洗練させた感じだ。

 セールスの人を呼んで話を聞いてみた。

「このドアなら従来の格子のついた網戸よりも、ずっとオシャレですよね。外からも中がのぞきにくいし。しかも金属なんで、たるまない。当然、泥棒も入ってこられません」

 自慢げに胸を張る。

「でも、鉄格子のある網戸ほど強度は強くないんじゃないですか?」

 私は素朴な疑問を返す。

「いや、だいじょうぶです。チェーンソーやアーミーナイフでも歯が立たないほど丈夫です」

 結局、ドア用と窓用にいくつか購入した。

 これで亜熱帯の夜でも、安心して窓を開けたまま寝られる……と安心するのはまだ早い。じつは日本の7月と8月にあたる1月と2月でも、月別平均最低気温は21度まで下がる。下手に網戸のまま寝ようものなら、一発で風邪をひく。虫やドロボウもシャットアウトできでも、ウイルスは無理なようだ。

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