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光の番人

2009年7月1日

  • 筆者 米国・笹栗実根 安全第一!

写真我が家の防犯ライト。下の部分にセンサーがついている写真庭に照明が当たるよう設置している。裏の家から「明るすぎる」と注意を受け、防犯ライトの角度や向きを調整した写真デッキにつけている防犯ライト。狭い範囲を対象とするので、こちらは、電球1個。目につきやすい場所なので、おしゃれなデザインのを使用写真照明のタイマー。緑のクリップのようなものを、スイッチの「ONの時間」に、赤を「OFFの時間」に差し込み、現在の時間を真ん中に調整すれば設定完了写真タイマーは、壁の電源につけ、横に、ランプのコードなどを差し込むだけ

 アメリカには広い庭つきの一軒家が多い。しかも、美観を大切にするためか、家の前のみならず、隣の家との塀もない、という家が珍しくない。さらに、窓にカーテンやブラインドをつけず、外から丸見えの家もよく見かける。泥棒にとっては入りやすい家の造りである。そこで、一般的な防犯対策として人気があるのが照明。屋外用と屋内用と2種類あり、どちらも、思わぬ効果や使い方がある。

 屋外用は赤外線センサーのついた防犯ライト。家の外側につけ、夜に何かが近づくと、それを察知して照明がつくシステム。つまり、泥棒が庭に侵入すると、パッと照明がつき、泥棒がびっくりして逃げ出す想定だ。あるいは、自分はもちろん、隣人も不審な動きに気づきやすい効果もある。ライト2個がセットになって、180〜240度の範囲を照らすものが一般的だ。また、いったんついた照明が自動的に消える時間を1〜10分単位で調整できるものが多い。2000円ぐらいから買える手頃な値段とあって、庭だけでなく、ガレージやデッキなど一軒で2〜3個つけている家庭をよく見かける。

 しかし、この便利な照明は、意外な珍客もライトアップしてしまう。ある晩、デッキのライトがついているので、不審に思った夫が窓から様子を見ると、体長50センチほどのポッサム(キツネのような顔をした有袋類の動物)が、ゴミ箱をあさっていたそうだ。また、隣家では、やはりライトに気づいて裏庭をのぞいたところ、キツネが猫と向き合っていたという。防犯ライトは動物観察も楽しませてくれるようだ。

 一方、屋内用は、照明のオン・オフの時間を設定できるタイマー。タイマーをコンセントに差し込み、そこにランプなどのコードを接続。現在の時間と、照明をつけたい時間、消したい時間を設定すれば、自動的に、ランプがついたり消えたりする仕組みだ。不在のときでも夕方照明がつき、在宅のように見える。1日複数回のオン・オフ設定ができるものもあり、約800円から購入できる。

 こちらも、別の使い方がある。クリスマスやハロウィーンなどの時期、家の外のイルミネーションを自動点灯・消灯するのに便利なのだ。アメリカでは、家の中だけでなく、外側も派手に照明を使って飾り付けをする傾向があり、このタイマーが活躍している。在宅中でもスイッチの切り替えの手間が省け、留守のときはイルミネーションが防犯の役割を果たしてくれる。

 アメリカでは家の敷地が広い分、「人間の目」が届かない場所や時間帯には、こうした「人工の目」を光らせて家を守っているようだ。

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