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「世界のウチ」

屋上が極上のくつろぎの空間に

2010年10月16日

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写真:無駄のないシンプルな造りの屋上東屋。夜景もきれいだ無駄のないシンプルな造りの屋上東屋。夜景もきれいだ

写真:おしゃべりが弾む居心地のいいスペースおしゃべりが弾む居心地のいいスペース

写真:冷えたビールやワインがあれば最高!冷えたビールやワインがあれば最高!

写真:給水塔を利用した懸垂運動用ハシゴ。ロッククライミングが趣味というご主人のアイデアだ給水塔を利用した懸垂運動用ハシゴ。ロッククライミングが趣味というご主人のアイデアだ

 友人宅の屋上にある東屋(あずまや)は開放的で見晴らしもよく、とても居心地がいい。ゆったりくつろげるソファ、可愛らしいラタンのテーブルといす。四隅に配されたいくつもの植物たちが、このスペースに彩りと清涼感を与えてくれる。

 夏にはハンモックをつって午睡をむさぼるのだとか。私はまだその寝心地を知らないが、さぞやよい夢が見られるのだろう。好きな小説を読んだりおしゃべりに花を咲かせたり。もちろん冷えたビールやワインも準備して。この東屋の魅力を知っている私は、次のお誘いを心待ちにしているほどだ。

 ところで先ほど「友人宅の屋上」と書いたが、彼らの家は戸建てではなくごく普通のアパート(日本でいうマンション)だ。リマには、アパートの屋上を独占できる権利がついた物件がある。こうした屋上のことを当地では「アイレ(スペイン語で空間という意味)」と呼ぶが、我が友人はこのアイレ付き物件を所有しているというわけだ。

 自宅の床面積とほぼ同等の敷地を自由に使えるとあって、アイレ付き物件は人気が高い。アイレの使用権はアパート最上階の家に付帯されることが多いため、下階への騒音など気にせず利用できるし、役所への申請が通ればペントハウスを増築できる。

 とはいえ、配電や配管設備が整っていない屋上に部屋を増築するのは、かなり大掛かりな工事になるだろうし、その分建築費用もかさむ。また建物の高さ制限や耐震の観点から、以前のように簡単に建築許可が下りないとも聞く。

 せっかくのアイレを物置場やランドリースペースとしてしか利用していないお宅も多いが、先のような理由で断念したのかもしれない。その点、友人の東屋は作りも簡潔で無駄がなく、それでいてアイレのメリットが十分生かされている。

 友人夫婦は、「次は大きな素焼きの釜を設置して、バーベキュースペースを作りたい」と言っていた。屋上なので排煙の問題も簡単にクリアできるし、炭などを含めかさ張る道具をしまうスペースもいくらでも確保できるだろう。釜が完成した暁には、ぜひ盛大なバーベキュー大会を開いてもらおう。もちろんあの居心地のいいソファの一角は、私が独占するつもりだ。

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