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< 第34期名人戦挑戦者決定リーグ戦第1局  観戦記 >
黒 王 銘エン  九段   対   白 井山裕太  八段

 

打ち初め

2009年1月29日

 明けましておめでとうございます。ことしも、となりの将棋名人戦ともども囲碁名人戦に変わらぬご声援を。

 新しい年を迎え、最も注目されるのは井山裕太だろう。昨年は史上最年少の19歳で七番勝負デビューを果たして、しびれるような緊張を味わい、くやしい思いもした。その井山、つい先日こうきっぱり語ってくれた。

 「名人戦は残念でしたが、学んだことも大きい。08年は前の1年に比べて、はっきり進歩したと感じます。新しい年も実力面と精神面でもっと成長していきたい」

 リーグの開幕戦は12月4日、日本棋院関西総本部で打たれた。これまでの関西総本部はプロの対局室がアマチュアのための対局室や事務局と同居して手狭だったが、新たにワンフロアを借りてプロ専用の対局室を移し、記者室と棋士控室を設けた。その最上級の和室対局室「無量の間」の打ち初めである。

 王銘エンは4期ぶりの名人戦リーグ。早碁を除くと初顔合わせだ。そのためかどうか、黒番の王の立ち上がりが意欲的だった。黒7のハサミ返しがメイエン流。技術顧問は結城聡九段がつとめる。

 「白10でAなら黒Bの大場を占めることになります。黒11から局面を大きく動かそうとしたのがなかなかでした。普通に黒C、白D、黒Eとやるのは好みではないのでしょうね」

(春秋子)

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