現在位置:
  1. asahi.com
  2. エンタメ
  3. 囲碁
  4. 名人戦観戦記
  5. 記事

< 第34期名人戦七番勝負第3局  観戦記 >
黒 張栩  名人   対   白 井山裕太  八段

 

冷静な挑戦者

2009年11月30日

棋譜 拡大  

 初めて見る黒15のブツカリに、白は16とサガった。「白Aの引きでは黒Bで治まられておもしろくありません」と挑戦者。

 上辺白への利きを見て、黒は17のカケまで行ける。白18、黒19のあと、参考図1の白1に切るのは、黒2、4が利いているので黒6にオサえられ、白が心配だ。白3でaにカカえても、黒bで白は自信が持てないという。

 挑戦者は白20のマガリから24とトンだ。「冷静だねえ」と立会人の山城宏九段。こうなると▲は悪手になっている。

 白28までの分かれは白のいい分が通った。「△とダブってふつうはつらい感じですが、地にからい。黒に25とさえない引きも打たせています。地の好きな名人は不満でしょう」と小県解説者。挑戦者も「部分的には白が不満ない」。

 さかのぼって、黒15で参考図の黒1なら、白2の切りから12までを挑戦者は予想していた(9コウ取る、11ツグ)。「黒もやれたと思います」と小県解説者。

(内藤由起子)

[次の譜へ]

検索フォーム
キーワード:


朝日新聞購読のご案内