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< 第34期名人戦七番勝負第5局  観戦記 >
黒 張栩  名人   対   白 井山裕太  八段

 

封じ手予想

2009年11月30日

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 封じ手は激しくなると思っていた。名人が封じる直前、「終わっちゃいそうだ」とつぶやいていたからだ。挑戦者は「決断が速かったので穏やかにくるのも予想したのですが、やっぱりそうかと」。

 名人のぼやきは正直だった。封じ手の黒81は最も過激だ。

 81を見ると、挑戦者はひとつ大きく息を吐き、「分からないなあ」。そのまま28分の長考に沈んだ。

 すぐ参考図の白1に切って5までのしぼりが決まると、9と出て11のアテからシチョウに追いかけ27と出る(6ツグ)。これは左方の黒一団が冷たい。黒は2と逃げられないので、9にツギ、白a、黒bとなりそうだ。△を切り離されては、「白がゆるんでいる気がして、やめました」と挑戦者。

 白は先に82にノゾいてから84に切り、しぼりを決めた。

(内藤由起子)

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