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< 第34期名人戦最終予選2組決勝  観戦記 >
黒 張豊猷  七段   対   白 羽根直樹  本因坊

 

相性のこと

2009年1月14日

 棋聖2期、天元3期の実績を持ち、ことしは3連敗4連勝で本因坊を獲得した羽根直樹も、名人戦は縁が薄い。第25期にリーグ入りを果たし、挑戦者争いにからむ活躍をしたと思ったら、翌26期は残留ならず。以後毎年のように最終予選に進むものの、あと一歩の壁が破れない。名人戦は相性が悪い?いや単なるめぐり合わせだろう。

 一方の張豊猷の実績を羽根と比べれば月とスッポン。ことしの勝率も名人戦以外は負け越しである。しかし名人戦一本に絞ったのか、その勝ちっぷりが記録的だ。一番下の予選Cからスタートして、予選B、予選A、最終予選と進んでここまで9連勝。10勝目にリーグ入りをかけることになった。

 張の黒番。ありきたりの序盤にならなかったのは、張が黒15とツケるクラシックな定石を指向したからだ。最近では黒Aとコスむことが多く、羽根の予想もAだったという。

 長考派同士らしくスローペースで白16から午後の戦い。

(春秋子)

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