現在位置:
  1. asahi.com
  2. エンタメ
  3. 囲碁
  4. 名人戦観戦記
  5. 記事

< 第35期名人戦挑戦者決定リーグ戦第2局  観戦記 >
黒 坂井 秀至  七段   対   白 高尾紳路  九段

 

プロローグ

2010年1月21日

 新しい年をどう迎えられたでしょうか。本年も名人戦をよろしくお願いいたします。

 さっそくですが、参考図をどうぞ。黒番の坂井、余裕を持ってゴールできそうな本局の最終盤。白は中央で何か事件を起こすしかない。白1は投げ場を求めたようにも映る。黒の大地は味こそ悪いが、黒2、4で手段は生じない。ただ、当事者には周囲からうかがいしれない心理がある。坂井はいう。

 「黒4は味よくaに守る一手でした。ここからプロ入り以来最悪の負け方につながっていきます。白1は本局のプロローグにすぎませんでした」

 白1から終局までの間に、坂井の心は大きく揺れ動く。それはいったいなぜか。

 解説は片岡聡九段。  「白14まではよく見かける布石。黒15に対し以前は白Aが一般的でしたが、現在の主流は16のツケです」

(松浦孝仁)

[次の譜へ]

検索フォーム
キーワード:


朝日新聞購読のご案内