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< 第35期名人戦七番勝負第2局  観戦記 >
黒 井山裕太  名人   対   白 高尾紳路  挑戦者

 

大事件

2010年10月20日

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 なぜツガないのか。コウダテの白80に名人はなかなか石を持たない。28分使って黒81のノゾキへ。さらに黒83の切りも決めてコウを85と解消した。何が起こったのか。事件なのは間違いない。

 結城「誰もが黒81で参考図、1のツギを予想していたはずです。黒は3、白は6をコウダテにして、黒9のときに白10とコウを解消(5、8コウ取る)するのがよさそう。以下黒13までの分かれは上辺白地が大きいうえに左上黒が薄く、白大満足でしょう」

 挑戦者は当然白86と切断する。左下の黒はいったいどうなっているのか。取られれば大事件といってよく、あっという間に終局ということもあり得る。しかし、取られなければ、それも大事件だ。

 名人の左腕が左辺に伸びる。黒87、89のハネサガリは検討室でも想定外の手段。まさか、これで生きている?

(松浦孝仁)

 消費 黒:5時間29分 白:5時間1分 (持時間各8時間)

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