現在位置:
  1. asahi.com
  2. エンタメ
  3. 囲碁
  4. 名人戦観戦記
  5. 記事

< 第36期名人戦挑戦者決定リーグ戦第36局  観戦記 >
黒 張 栩  棋聖   対   白 趙 治勲   二十五世本因坊

 

  • 総譜 1〜194手

ひとまず

2011年9月26日

【黒4目半勝ち】194手完

 趙はリーグ落ちが確定している。それでも碁盤を目の前にすれば燃えてしまうのがこの人だ。右下の攻防は観戦者をうならせた。参考図で再現する。

 参考図1の黒1ノゾキに趙は反発。「白2、4とはさすが。黒9に白10も好形です」と小松英樹九段。しかし仕上げでつまずく。黒11のあと白aもしくはbで全体を攻める態勢につけばよかった。

 実戦は参考図2の白1。黒2が鋭く、10までで中央が黒っぽくなった。以降はヨセ勝負の様相。抜け出したのは張で、来期序列4位を確保した。

 張「初戦が嫌な負け方(坂井秀至戦、半目負け)で、途中では残留も危なかった。5勝3敗は仕方ないでしょう。目標は挑戦者なので残念は残念ですが」

 趙は、ひとまず退場としておこう。すぐに戻ってくることは容易に想像できる。

 次回は山下敬吾―羽根直樹の同率決戦をご覧いただく。

(松浦孝仁)

 消費 黒 1時間51分 白:4時間56分 (持時間各5時間)

検索フォーム


朝日新聞購読のご案内
新聞購読のご案内事業・サービス紹介