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< 第37期名人戦挑戦者決定リーグ戦第2局  観戦記 >
黒 金 秀俊  八段   -   白 河野 臨  九段

 

初参加どうし

2012年1月19日

 名人戦リーグ初参加どうしの一戦をご覧いただこう。

 趙治勲の一番弟子である金秀俊と、小林光一門下の出世頭・河野臨。ふたりは同期入段で、研究会の仲間でもある。

 金は3手目に12分、5手目に11分と、じっくり時間をかける。

 左上、定石の進行中に河野は手を止めた。7分ほど少考し、白20と右辺を動く。「右上の白が堅く、上辺は小さい。手抜きはいい気合です」と解説の小松英樹九段。

 黒21の押しに白22ともうひとつノビたのは珍しい。白28とハネ、黒22に白Aとアテるよくある進行は、後手になるのでおもしろくないと見たのだろう。

 金は悩んだ末、黒23とハネてワタリを防いだ。23で黒24にツグと白27、黒B、白28、黒Cまでとなる。また、黒27とオサえて白24、黒25、白28、黒29となるのも考えられる。「どれもありそうで、善悪は不明です」と小松解説者。

 河野も迷う。「白30の切りは大きいと思ったけれど、白31と下辺に向かうほうがよかったかな」。小松解説者は、切りに賛成だという。

 さて白が32とノビた場面。昼休みを挟んで長考した金は、意外なほうに向かった。

(内藤由起子)

 消費 黒:1時間14分 白:30分 (持時間各5時間)

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