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< 第37期名人戦挑戦者決定リーグ戦第15局  観戦記 >
黒 内田 修平  七段   -   白 金 秀俊  八段

 

師匠のことば

2012年4月19日

 ともに3戦全敗。金秀俊の場合は惜敗が多く、2勝はしておかしくない内容だった。一方内田は善戦するものの勝利には距離があるように思う。こんな内田を内弟子時代から手塩にかけてきた師匠の大淵盛人九段はどう見ているのだろうか。

 「自分なりに工夫してやっているのは評価していいでしょう。いまは結果を求めるのではなく、どこまでも自分らしさを追求してほしいですね」

 師匠のことばは優しい。名人戦リーグは厳しい試練の場。どこまで内田らしい熱さを出せるかだ。

 前2局と同じ3月1日の対局。首都圏を襲った前日の大雪から一変して、春を感じさせる暖かさだった。

 内田の黒番。白2の星を除くと江戸時代を思わせる小目中心のスタート。現代風の白8の二間高バサミに、黒9の肩から11と二間にヒラいたのが内田なりの工夫かもしれない。解説は辛口で鳴る石田章九段。

 「白12はよくいえば堂々たる態度ですが、16までとなると黒11がピカピカに光って、内田くんの工夫が成功したと見ます。12はAとぼんやり打つくらいではなかったか」

 ただし黒にも問題はあった。「黒17で初めはBにトブつもりだったのに気が変わって」と内田。17でBなら黒の序盤大いに打ちやすい、と石田評である。

 白18以下は先手の補強策。

(春秋子)

 消費 黒:50分 白:23分 (持時間各5時間)

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