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< 第37期名人戦挑戦者決定リーグ戦第29局  観戦記 >
黒 井山 裕太  天元   -   白 結城 聡  九段

 

目の前

2012年8月2日

【黒中押し勝ち】161手完

 第1譜の宿題を片付けよう。白16(5の十八)のアテに対しては参考図1の黒1以下白16までがよく見る進行だった。黒はaのノゾキを楽しみにする。

 山田「ところが白2でbのカケツギが打たれ始めました。黒はやはり3から7にツケて図1同様の生きを得ることになるのですが、この形ではaの味が消えてしまう。これを悔しいとみて実戦の黒17が増えてきたのです」

 白18(6の十六)、黒19の交換についても触れておこう。通常は保留し、単に参考図2の白1と抜くケースが多い。気になる黒2のアテには白3、黒4を換わって手抜きが可能。対処に困るのは黒のほうだという。

 山田「状況次第では白からaと強烈なコウを仕掛けられる。したがって黒2はaに抜く相場です。ただ、実戦の白18が悪いというわけではありません」

 井山、リターンマッチ目前。8月の最終戦は高尾紳路とあたる。

(松浦孝仁)

 消費 黒:4時間59分 白:4時間59分 (持時間各5時間)

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