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< 第37期名人戦挑戦者決定リーグ戦第36局  観戦記 >
黒 結城聡  九段   -   白 内田修平  七段

 

  • 総譜 1〜302手

激闘の最終戦

2012年9月18日

 【白半目勝ち】302手完

 最終一斉対局を締めくくったのは陥落が決まっていた結城、内田の両者。棋譜の欄外が物語るように、コウ争いの続く熱戦だった。終局は4局の中で最も遅い午後11時3分。勝利への執念を燃やす内田に結城が根負けしたような一局だった。

 「ずっと苦しかった」という内田の劣勢が決定的になったのは、白100(11の十四)のノゾキに黒105(9の十三)と反発されてから。優勢の黒としては125(8の八)などと力まずとも、その右の一間トビで十分だったという。

 結城が黒221(3の二)の妙手を放ち、左上は白の生死がかかるコウ争い。黒は244(1の二)などをコウ材にするのが分かりやすかった。「白の負ける図はいくらでもあった」と内田は振り返る。

 細かいながらも、わずかに届かない形勢。だが、27(5の十四)の地点のコウ争いのさなか、白280(19の四)のコウダテに結城が黒281(7の十五)のアテを利かそうとしたのが敗着。黒は素直に289(19の三)と受けていればよかった。コウ争いをすべて制し、内田の半目勝ち。

(伊藤衆生)

 消費 黒:4時間59分 白:4時間59分(持時間各5時間)

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