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< 第38期名人戦挑戦者決定リーグ戦第7局  観戦記 >
黒 井山 裕太  本因坊   -   白 高尾 紳路  九段

 

高尾の注文

2013年2月28日

 正月10日は多くの棋士にとっての打ちぞめだった。すでに紹介した河野臨―坂井秀至、結城聡―村川大介戦も同日対局。ただし超多忙の井山裕太は7日に打ちぞめをすませており、これが新年の2戦目である。

 昨年の井山は51勝12敗と勝ちまくった。5棋戦の挑戦手合に登場して、すべてを制したのはご存じのとおり。残る2棋戦のうち、棋聖戦はいま挑戦者として奮戦中だ。今年も井山を軸に全棋戦が動くのは間違いないとして、だれがその独走に待ったをかけるのだろうか。

 記者は有力候補の一人に高尾を指名したい。昨年は34勝19敗で日本棋院棋士の勝ち星は井山に次ぐ2位。名人戦、棋聖戦、本因坊戦のリーグでは常に安定した成績をあげ、打倒井山に並々ならぬ意欲を秘めているはずだ。

 盤上は井山が黒11とハサんだときの白12に注目していただこう。白12で単に16の三々なら、黒A、白B、黒Cと塗りつけて黒が外勢を選択することになる。白12を先にすれば、黒13、15の好形を与えるかわりに黒の外勢作戦を拒否できるわけだ。白12はノータイム。ありきたりの序盤にはしないという高尾の注文と見ていいだろう。

 白22で布石はほぼ一段落。黒の次の一手をDと予想したら合格点とはいえない。白12、14があり、上辺は模様になりにくいからだ。

(春秋子)

 消費 黒:13分 白:10分 (持時間各5時間)

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