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< 第38期名人戦挑戦者決定リーグ戦第8局  観戦記 >
黒 溝上 知親  八段   -   白 羽根 直樹  九段

 

風車

2013年3月7日

 1月17日、名古屋の日本棋院中部総本部。朝、対局室で羽根直樹と目が合った。普段と変わらぬ柔和な表情を見ていたら、会うのが前期七番勝負の最終局以来だと気がついた。約2カ月ぶりになる。

 ここ数カ月、中部所属の羽根が東京本院で対局していないのもご無沙汰の理由の一つだが、七番勝負敗者への冷遇を心の中でわびながら「おはようございます」と頭を下げた。

 羽根は幸先良く開幕戦を制してのリーグ2戦目。それにしても昨年の激闘など忘れてしまったかのような自然体だ。自然体といえば溝上知親もそう。両者とも闘志が表に出にくいタイプである。

 序盤、白12のハネと黒13の差し込みをご記憶の読者も多いのではないか。高尾紳路名人(当時)―張栩挑戦者による第32期名人戦七番勝負第4局で有名になった変化である。

 白16とサガる定形ではなく12とハネた意図は、黒14、白16となれば利かしという判断。黒は13と反発したくなる。当時の張は以下白18までに続いて手厚く黒Aとアテ、高尾が白B、黒C、白Dと地にからく打っている。

 溝上は黒19と引いて確実に先手を取り、右辺黒23を急ぐ。羽根は34分の長考で白24とカケた。下辺の価値が低い碁形なので黒は素直には受けづらい。溝上が黒25、27と出切り、風車のような、卍(まんじ)のような形へと進んだ。

(伊藤衆生)

 消費 黒:39分 白:52分 (持時間各5時間)

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