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< 第38期名人戦挑戦者決定リーグ戦第13局  観戦記 >
黒 羽根 直樹  九段   -   白 張 栩  棋聖

 

わがままに

2013年4月11日

 初めに、消費時間の欄を確認していただこう。白番の張、なんと0分だ。布石のパターンをいくつか準備していると聞くがそれでも持ち時間5時間の碁でこのハイペースは驚きだ。リーグ中盤の大一番、全勝対決との意識はないのだろうか。

 7日、羽根の地元、名古屋の日本棋院中部総本部。張は1週間前に棋聖戦第5局を落とし、カド番に追い込まれていた。この早打ちは翌週の第6局を見据えての省エネ打法だったか。いや、彼はそんなケチなことはしない。実に意欲的な碁を見せてくれる。

 先番の羽根は黒9に24分の消費を記録。張とは反対にノータイムの着手は少ない。

 「黒9の前後をあれこれ考えていたのでしょう。黒9はAのハサミもある。また、黒11は、できることならBとハネたいところ。白Cなら黒11ツギで実戦より隅がしっかりします」と解説の石田章九段。羽根は黒Bにハネた瞬間の白Dの差し込みを警戒したか。単に黒11の実戦は白Bのオサエがうるさい。さらに放っておくと白Eで隅が薄い。

 白18までは張―井山裕太の棋聖戦第4局と同じ進行。黒19から違う碁になった。

 石田「黒19、21はわがままに見えるね。左上、右下、そして右上でも自分だけもうけようとしている。まあ、羽根さんらしい進行ではあります」

(松浦孝仁)

 消費 黒:41分 白:0分 (持時間各5時間)

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