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< 第38期名人戦挑戦者決定リーグ戦第23局  観戦記 >
黒 村川大介  七段   -   白高尾紳路  九段

 

誤算

2013年6月20日

 夕食休憩直前の黒3はやわらかい一手である。ただし夜戦に入って、白4で間に合わされ、のどから手の出る6に回られてしまった。この瞬間、形勢は大きく白に傾いたのである。宮沢解説者は「村川くんは地でいけるという打ちっぷりです。誤算があったのでは」と首をかしげる。

  ここはケンコンイッテキの勝負に出たかった。参考図の黒1とコスむのはいかが、と解説者は提案する。詳細な研究を紹介しよう。

 白の囲中から行動を起こす宮沢流の強手。白2なら黒3のブツカリから5とハネ出し、捨て石にして本当の狙いは右辺だ。黒9以下17まで、aからの出切りとbのワタリを見合って、白七子を取り込む。白cのツケコシは黒dと出ていい。取ればさすがに大優勢だろう。「こうなるとは限らないけれど、白もどこで変化するか難しい」と解説者。

 地で争おうとした実戦は、白22から決めて26と進出され、中央ががたついた。白32が利きとすれば、二子だけでなく、白38までとこちらの三子も見捨てざるを得ない。勝負あった。

(春秋子)

 消費 黒:4時間23分 白:4時間16分 (持時間各5時間)

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