メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

11月18日朝日新聞デジタル朝刊記事一覧へ(朝5時更新)

新着記事一覧へ

このエントリーをはてなブックマークに追加
mixiチェック

< 第38期名人戦挑戦者決定リーグ戦第28局  観戦記 >
黒 羽根直樹  九段   -   白 村川大介  七段

 

ゆっくり

2013年8月1日

 6月20日、日本棋院中部総本部の「祥雲の間」。先に現れた村川は扇子を取り出してから上座に着いた。広げると「克己」の文字がある。研究会仲間でもある井山裕太棋聖揮毫(きごう)のものだ。

 続いて羽根が入室し下座へ。リーグは白番が上座と決められている。羽根は開始のチャイムが鳴り終わるのを待って初手を打った。

 石の接触がほとんどない、ゆったりとした立ち上がりになった。黒9のカカリから11とスベり、13と二間にヒラく。この穏やかな定石が、右下、左下と三隅にできた。落ち着いたものだ。

 「羽根さんは、まず力をためて、あとから動くタイプ。ゆっくりした布石は羽根さんの好みでしょう」と解説の中野寛也九段。

 黒はコミの負担があるので積極的に戦う傾向が顕著。しかし羽根は自らの道を行く。

 以前、羽根がこんなことを話したことがある。「コミが5目半から6目半になった頃、黒番ではより厳しく打たなければと思って色々と試してみました。でも、かえって1目分以上損をしてしまう。自分に合わないと気づきました」。黒番だからといって、羽根の流儀は変わらない。

 白が26と圧迫し、やっと石が五線に来た。黒27のトビは上辺と右辺、両方への打ち込みを狙っている。

 ここで村川は機略に富んだ手を披露する。

(内藤由起子)

 消費 黒:38分 白:25分 (持時間各5時間)

[次の譜へ]

検索フォーム

  • ねっとde碁
  • ねっとde碁
  • 名人戦名局百選

囲碁グッズ

注目コンテンツ

  • 写真

    【&BAZAAR】磨き残しをアプリで可視化する

    スマホ連動型スマート歯ブラシ

  • 写真

    【&TRAVEL】叡山電車でめぐる京の紅葉

    京都ゆるり休日さんぽ

  • 写真

    【&M】ハリケーンランプの若き職人

    資料が残されていないピンチ

  • 写真

    【&w】安藤和津さんに聞く

    プラチナへの思い〈PR〉

  • 写真

    好書好日チャグムも食べた鳥飯弁当

    「精霊の守り人」の料理を作る

  • 写真

    WEBRONZAマインドフルネスってなに?

    今日の編集長おすすめ記事

  • 写真

    アエラスタイルマガジンデルタで上質なフライトを

    上空のぜいたくを堪能する旅

  • 写真

    T JAPAN復活した「フォアグラ」の魅力

    ギィ・マルタンシェフが語る

  • 写真

    GLOBE+静かに白人が動いた

    中間選挙に見えた変化の芽

  • 写真

    sippo猫の性格は毛柄で決まる?

    大学でまじめに調査

  • 働き方・就活

  • 転職情報 朝日求人ウェブ