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くんずほぐれつの展開 小林光一・名誉名人

2013年9月2日更新

写真小林光一・名誉名人

 3連覇のかかる山下名人と、名人奪還、そして史上2人目の大三冠をめざす挑戦者の井山棋聖の対決。攻めの厳しいスタイルの山下さんに対して、井山さんはオールラウンドなタイプだが、着手の鋭さや手どころでの追及の深さなどがある。やはり本質は力戦派。必ずどこかで厳しい競り合いが起こるだろう。離れて戦ったまま、細かい勝負になる展開は想像しにくい。

 井山さんは絶好調。挑戦権争いでは、首位から大きく離されながら最後にはものにした。本当に幸運という印象だ。これで史上初めて年間の七大タイトル戦にぜんぶ出る。あらゆる面が備わっていないとこれほどの活躍はできない。6月に世界戦で初優勝したのも自信になっただろう。いまは自分を振り返る余裕もないまま、無我夢中で戦っているんじゃないかな。

 迎え撃つ山下さんは、昨年の名人戦以来、1年ぶりの番勝負になる。1年間のエネルギーを一気にぶつけてくるだろう。みんなが「打倒井山」をめざしているけれど、その一番手はやはり山下さんだと思う。井山さんから名人を奪った実績があるし、他棋戦では井山さんへの挑戦に近い位置にいる。しかし、今回負ければ山下さんは無冠になる。相当必死のはずだ。

 両者の対戦成績は山下11勝、井山13勝でほぼ互角。番碁の対決は過去に2回あり、一昨年の名人戦は山下さん、昨年の本因坊戦は井山さんが勝った。両者は昨年の7月以来、対戦がないが、久々の対決でどんな戦いを見せるのか。

 ありったけの力を出して戦うしかないのが名人戦。自分に言い訳のきかない世界だ。シリーズは1局では終わらないから、あとに響かないよう後悔のない手を打つ。互いに突っ張って相手をとことんやっつけにいく。くんずほぐれつの、すごい碁が見られると思います。

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