第38期名人戦挑戦者決定リーグ
2012年12月5日更新
[ ]内数字はリーグのシード順位。在籍回数は名人在位期間も含む。
末尾は今年の成績(勝率)=2012年12月2日現在

3期連続5回目。前期は7勝1敗同士の同率決戦のすえ、挑戦権を獲得。山下名人と最終局まで戦った。前碁聖。棋聖、本因坊各2期。「一からやり直しです。また七番勝負の舞台に立ちたい」。日本棋院中部総本部所属。29勝21敗(0.580)。

6期連続6回目。天元、王座、碁聖、十段をあわせ五冠を保持する。第34、35期名人。「前期の同率決戦で敗れてしまい、一番といってもいい目標を果たせなかった。悔しい。初戦から全力で戦う」。日本棋院関西総本部所属。50勝12敗(0.806)。

2期連続2回目。前期6勝2敗。今年の天元挑戦者。2007年に天元3連覇。「(前期は5連勝から崩れ)最後は悔しかった。リーグ残留を決めたあと、欲が出てしまった。まっさらな気持ちで臨みたい」。日本棋院東京本院所属。27勝15敗(0.643)。

8期連続8回目。前期5勝3敗。今年の棋聖挑戦者。第31期名人、07年に本因坊を3連覇した。「リーグ開幕を機に調子を上げる。強い若手も加わったので、負けないようにという気持ちで頑張る」。日本棋院東京本院所属。29勝19敗(0.604)。

11期連続11回目。前期4勝4敗。前王座で、今年の十段挑戦者。名人は第33期までに通算4期獲得。「挑戦権争いに絡むためにも、リーグ前半戦を大事にしたい。長丁場だが、集中力を切らさずに」。日本棋院東京本院所属。25勝22敗(0.532)。

4期連続5回目。前期3勝5敗。今年7〜11月に公式戦12連勝を記録した。「例年にも増して実力派がそろった印象です。厳しい戦いになるとは思うけれど、いまの調子の良さを生かしたい」。日本棋院東京本院所属。28勝13敗(0.683)。

4期連続5回目。前期は8戦全敗で陥落。最終予選を勝ち抜き、即復帰を果たした。一昨年に天元獲得。「過去のことは忘れる。どこまで辛抱強く、粘り強く戦えるかが自分の課題だと思っている」。関西棋院所属。28勝22敗(0.560)。

2期ぶり8回目。第36期までは7期連続で在籍した。一昨年に碁聖を獲得。「前期はリーグで打つことができず、寂しい思いをした。今年夏から調子も上向いている。万全の準備をし、全力を尽くしたい」。関西棋院所属。22勝13敗(0.629)。

初出場。最終予選参加5回目にして決める。昨年、新人王戦優勝。「リーグ入りはずっと目標だった。でも、喜べたのは一瞬。最強のメンバーと戦うので気を引き締めている。過去の対戦成績は考えずに頑張る」。関西棋院所属。31勝14敗(0.689)。

錚々(そうそう)たる顔ぶれです。隙のないメンバーですが、やはり、いま最も勢いのある井山さんが挑戦権争いの中心になるでしょうね。そこに他のシード上位陣がどう絡むか。前期七番勝負で戦った羽根さんだって、強い精神力で気持ちを切り替えてくるに違いありません。
あとは初出場の村川さんの戦いぶりに興味があります。実力の割に結果が出せていませんでしたが、本人も「やってやるぞ」と気合を入れてくるでしょう。
井山さんと村川さんの若い2人に注目しながら、一戦一戦、リーグの動向を見守りたい。誰が最終的に残るか、楽しみです。
来年は3連覇がかかります。防衛戦で前期よりもいい碁をお見せできるよう、万全の態勢で挑戦者決定を待つつもりです。
リーグ規定
リーグ優勝者が名人挑戦権を獲得する。対局は持ち時間各5時間で、残り5分から1手60秒の秒読み。成績1位が複数出た場合は、シード順上位2人によるプレーオフ(同率決戦)で決める。
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| シード順 | リーグ在籍(名人在位含む) | 12年の成績 | |
|---|---|---|---|
| [1] | 羽根直樹九段 | 3期連続5回目 | 29勝21敗 |
| [2] | 井山裕太本因坊 | 6期連続6回目 | 50勝12敗 |
| [3] | 河野臨九段 | 2期連続2回目 | 27勝15敗 |
| [4] | 高尾紳路九段 | 8期連続8回目 | 29勝19敗 |
| [5] | 張栩棋聖 | 11期連続11回目 | 25勝22敗 |
| [6] | 溝上知親八段 | 4期連続5回目 | 28勝13敗 |
| [7] | 結城聡九段 | 4期連続5回目 | 28勝22敗 |
| [7] | 坂井秀至八段 | 2期ぶり8回目 | 22勝13敗 |
| [7] | 村川大介七段 | 初出場 | 31勝14敗 |