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 毎日の観戦記を楽しみながら、棋力向上にもつながる。そんなうまい話があるのだろうか。あると断言していい。一手一手を盤上に並べ、対局者になったつもりで考えるのだ。ただしこれは時間がかかる。もっと手っ取り早い方法をとおっしゃる読者には次の一手活用法をお勧めする。

 本局はとくに、各譜の終わりに次の一手の難問を用意した。これを制限時間24時間で予想するのだ。当てずっぽうでは歯が立ちませんぞ。棋力が高ければ正解を得られるというものでもない。1日1問、さっそく挑戦を。

 立春寒波の厳しかった2月6日の対局。リーグ序盤の第3ラウンドまでを無敗で乗り切れば、極めて有力な挑戦者候補、1敗でも候補だ。つまり河野は極めて有力をめざし、高尾はそれにぴたりと続く位置を確保したい重要な一番である。

 高尾の黒番。星へ早々とカカった黒3が比較的珍しいが、白の応じ方によって作戦を立てる意味だろう。白4なら黒5の小目の実戦例が多い。続いて白が左上を占めれば、黒Aかその一路右を予定していたはず。

 白6とカカれば、黒7以下がおなじみの現代定石。黒は先手を取って23とあき隅に先着できるけれど、左右を攻める白24も厳しい。

 白30まで、思い思いに進んだところで、黒の次の一手を、下辺以外で考えていただこう。

(春秋子)

 消費 黒:34分 白:35分 (持時間各5時間)

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