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 7月30日、いよいよ最終一斉対局を迎えた。挑戦の可能性があるのは4人。5勝2敗に河野臨、山下敬吾、高尾紳路、黄翊祖が並ぶ、例年以上の激戦といっていい。組み合わせは次のとおり。

 (1)河野―張栩

 (2)山下―黄

 (3)高尾―村川大介

 (4)羽根直樹―金沢真

 蘇耀国は全日程を終えている。

 前期挑戦者(リーグ序列1位)の河野は、勝てば挑戦者決定プレーオフに進出する。相手は(2)と(3)の結果次第。序列2位の山下が勝てば河野―山下戦に決まるが、序列最下位の黄が勝てば高尾(序列4位)にチャンスが生まれる。プレーオフは序列上位2人で争うため、高尾は勝てば、黄の頭をはねて河野と戦うことになる。

 河野が負けると、高尾の勝敗によってプレーオフにもつれるかが決まる。高尾負けなら(2)の勝者がそのまま挑戦者権を握る。なお、リーグ落ちは羽根、蘇、金沢に確定している。

 連続挑戦を目指す河野の立ち上がり。白8のコスミは相手を意識したものか。「よく見る白Aのツケは黒B、白C、黒Dとなりそう。これは地にからい張さん好みですからね」と解説の石田秀芳二十四世本因坊。

 黒13のカケツギに続いて白Eの備えが定石だ。河野は右下に隙を残しても白14のカカリが大きいと判断した。

 白16から険しくなる。

(松浦孝仁)

 消費 黒:6分 白:12分 (持時間各5時間)

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