【白中押し勝ち】266手完

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 陥落が決まっていた同士による最終戦。5期連続7回目のリーグに臨んだ羽根にも、初出場の金沢にも不本意な成績だっただろう。

 白番の羽根は各所で実利を稼ぎ、金沢が右辺を巨大な地にまとめて対抗した一局は、終盤に二転三転する。

 羽根によると白186(2の十二)は189(11の十八)に打つべきだった。黒189を許して逆転され、黒半目勝ちのコースに入ったという。

 黒221(1の十二)が細心の注意を怠った。その前に黒224(14の十一)、白Aを決めれば黒勝ち。実戦は右辺に白のコウ材が豊富になった。

 勝敗を決する右上の半コウ争い。白264(18の十二)のコウダテは敗着になりかねない一手。白Bならば勝ちだった。敗着は続く黒265(17の十二)の抜き。黒Cと抜いていれば、のちに白Bはコウダテにならない。黒は右上のコウを解消し、白258(18の十四)のコウ取りに黒Dとツグ手がコウダテになるため、黒勝ちだった。

 今期を振り返って羽根は「精いっぱいやったが、残念な結果になった。頑張ってリーグに帰って来たい」、金沢は「1勝7敗は実力だがショックだった。でもこれで終わりではない。出直したい」と話した。

(大村治郎)

 消費 黒:4時間14分 白:4時間55分 (持時間各5時間)