【白中押し勝ち】180手完

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 今期リーグ最年長の羽根と最年少の平田が最終戦で激突した。両者とも陥落が決まっていたのは残念だが、序盤からの派手な応酬は見応えがあった。

 昼食休憩明け、黒番の羽根が右下で早々にコウを仕掛けた。「左下の分かれが悪すぎた。変化を起こしたかった」。すぐに平田に解消され、黒が左下を連打し、白が右下を大きく制する振りかわりに。羽根は「余計に悪化した」と悔やんだ。

 「はっきり良くなった」と感じていた平田も、直後の左辺白のしのぎに問題があった。白66(16の八)と右辺に転じずに、白Aで眼形を確実にしておくべきだったという。

 劣勢を意識した羽根がその白66に襲いかかる。局後、「この石を取りに行くしかないのではおかしい」と打ち明けたが、迫力満点の攻めに、平田も「全然自信がなかった」。

 白は右辺から上辺の大石をなんとかしのいだものの、左辺が取られて形勢は急接近。羽根が猛烈な追い上げを見せたが、最後はヨセで損をし、届かないとみて投了を告げた。

 「今期は残念な結果になった。早いうちに戻れるよう、一からやり直します」と羽根。平田は「格上の先生ばかりで、力の差を痛感したリーグ戦だった。ただ勝って終われたので、即復帰できるように頑張ります」と語った。

(内藤由起子)

 消費 黒:4時間42分 白:4時間55分 (持時間各5時間)