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 「一発で仕留められた」と坂井のいう白6に黒7と応じ、白8とハネられたところで夕食休憩に入った。

 「まずい晩めしだった」と局後に語ってくれた。それはそうだろう。まったく読みにない手を打たれ、どうやっても退治できないのである。

 黒7で参考図の1と受けたらどうだったか。白2、4には黒5から9と頑張ることができるので(8ツグ)、あるいはと思う。しかししょせんだめなのだ。白10にツケる筋があり、18まであっさり生きてしまう。黒15でaのツギは白bと出て、黒二子を取るまで。

 再開してから、坂井はぼやき続けること33分で黒9とオサえた。苦悩と半分あきらめの長考だったのではないか。この黒9で先に11と置いたらどうなるかは、明日の譜に譲ろう。

 実戦はさんざんな目にあった。下辺をえぐられ、予定していた黒地がゼロに。いざとなったら下辺の一線に一眼があり、大石の心配をする必要がないのも白の安心材料だ。

 白32の時点で盤面でも白の勝ちが確認できる。

(春秋子)

 消費 黒:3時間11分 白:4時間25分 (持時間各5時間)

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