[PR]

 記者はもっぱら、検討室に映し出されるモニター画面での観戦である。碁盤を天井のカメラで撮るのだが、黒47を余が考慮中、頭がセリ出して碁盤が見えなくなった。「だから最近では、アマルくんのほかにアタマくんとも呼ばれています」と関西棋院の若手が教えてくれた。

 白48のカカリ一本で50と入る。この積極策を村川は悔やんだ。参考図の白1と五線に浮かぶのだったという。黒2に白3を決め、5とトビ込む調子。以下白15までを想定して、有力な行き方だった。

 実戦は白52でAのノゾキを利かそうとしてもツイでもらえず、黒Bと反発されてしまう。その差だ。

 白52は清成解説者推奨の別策があった。白Cとカケ、黒D、白54、黒E、白F、黒Gのとき、白53にトブ。「一応連絡形でまずまずではないか」と語る。

 「白54、56で攻めが利くかと思ったけれど、そうでもなかった」と村川。

 黒57がさばきの筋。白58と反発したものの、堂々と黒59にノビられ、攻めあぐんだ形だ。

(春秋子)

 消費 黒:2時間2分 白:1時間24分 (持時間各5時間)

[ 次の譜へ ]