【黒中押し勝ち】169手完

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 7月ラウンドで首位の井山裕太六冠との直接対決に敗れ、挑戦の可能性が消えた村川。羽根もリーグ陥落が決まった状況で最終戦を迎えた。ともに来期を見据えた戦いだ。

 昼休憩の直前、村川が左辺白30(4の八)と踏み込んで競り合いが始まった。白は黒を上下に分断しながら中央に進出したが、黒67(13の七)、69(10の七)と、白の一団の形を崩しつつジワジワ迫られ、「厳しかった」と村川。羽根も局後、「打ちたいように打てた」と振り返った。

 村川は右辺の黒陣になだれ込み、しのぎ勝負に出た。羽根は「地合いに自信がなかった。取りにいくしかない」と黒129(12の十三)から出切り、村川の粘りに的確に対応し、大石を仕留めて決着をつけた。

 2連勝で今期を締めくくった羽根。「途中まで成績が悪くて早々に(陥落が)決まったのは残念。いくつかもったいない負けもあり、力不足だった。またこの舞台に戻って戦いたい」と3期連続の即復帰を誓った。

 最後の2局を連敗し、リーグ3位で終わった村川は「残留はできたが、挑戦を狙うには力不足だった」。来期に向け「強い人とたくさん打てる勉強の場。しっかり準備して臨みたい」と語った。

 これで今期リーグ戦はすべて終了。次回から注目の七番勝負をお届けする。

(深松真司)

 消費 黒:4時間44分 白:4時間59分(持時間各5時間)