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 2日目も雨。カエルの合唱も同じだった。

 名人の封じ手は黒79のタケフ。これに23分を費やしたときから、白80に対する黒81、83のハネ切りは予定の行動だったのだろう。なんたる強手。挑戦者いわく、「1日目はいくらか打ちやすいかなと思った。しかし81、83を想定しなかったので、わけが分からなくなった」。

 がまんを重ねた名人が真正面から反撃に転じたのである。双方このコースを避けるすべはなかった。白82で参考図の1とやんわりトブと、黒2のノゾキがシチョウアタリになってaの切りを防ぎ、黒4と進出する。「これは白のもてあました形です」と伊田解説者。

 黒83も同様。Aにノビるのでは、白87のカケがぴったりして、身動きがままならない。戦わずして負けるようなものだ。

 黒87まで、まなじりを決してオサえ、さあどうなるか。名人の大反撃の成否にかかわらず、終局は早いと検討陣の声があがった。

(春秋子)

 消費 黒:4時間12分 白:3時間51分 (持時間各8時間)

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